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陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

作家
越谷オサム
出版社
新潮社
発売日
2011-05-28
ISBN
9784101353616
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陽だまりの彼女 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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HIRO1970

⭐️⭐️⭐️⭐️レビューが多いので気になって手に取りました。越谷さんはお初です。序盤は何かすごく特殊な病気を抱えた彼女なのかと思いましたが、隣家の子供を追って飛び降りた当たりから尋常じゃ無い、体さばきにピンと来て(中国語で猫の発音mao)の真緒にしか思えなくなり、すごい移り気、甘えん坊でじゃれ合ったり背中を擦り付ける、13年前に裸で発見されたのも全て納得してしまいました。(そりゃ猫は服着てる訳無いですよね。)西岸良平さんの鎌倉物語に出てきそうな当事者皆の記憶が消える猫叉妖怪のナインライブズのお話でした。

2016/03/24

mitei

意外と結末にジーンとした。前半はカップルがいちゃいちゃしていて微笑ましい感じだったが、どんどん不自然な話が出てきてどうなるかと思ったが、よかった。結末的には後書きにもあったがハッピーエンドかバッドエンドのどちらかと思うとハッピーな方かなと思った。何故真緒が出てきたのかは分からないが理屈を気にしなくてもいいように思えた。またこういう純愛的なものを読んでいきたいな。

2016/12/17

再び読書

一見べた甘の恋愛小説と思いきや、最後に裏切られる。有川氏「植物図鑑」の読後だけに、このギャップは大きい。しかし、それまでの展開には、にやける様な恋愛が繰り広げられる。中学からの思いを成就される彼女と、照れていながらも、甘い恋心を忘れずにいた主人公の、ここまでなら完全な成功物語。しかし、何か良からぬ事が訪れる予兆が、つぎつぎと彼女の言動から迫ってくる。そこで「ボトルネック」ならぬ、彼女がいない世界が、一瞬で作られていく。この絶望感たるや、嗚咽がでるのも止めれない。陽だまりの意味が最後にわかる。脱帽

2013/06/16

takaC

予備知識なく読んだから楽しめたけど、パラノーマル現象を都合良く有耶無耶に済ませているから一発芸。読者の記憶も消せていれば完璧かもね。(笑)

2013/02/11

佐々陽太朗(K.Tsubota)

恥ずかしながら、私、実はラブストーリーが大好きです。ハートウォーミングなものであればなおさらです。この小説を読み始めるや否や本を手放すことができなくなりました。仕事の合間を縫ってむさぼるように読みました。この小説が後世に残る名作だとは思いません。映画で言えば「ノッティングヒルの恋人」「ラブソングができるまで」といったところ。(どちらもヒュー・グラントが主演ですが、私が彼に似ているなどと思い上がっているわけではありません) 玄人筋の評価は高くなくても良いではないですか。すてきな物語です。それで十分。

2011/10/24

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