鳶がクルリと (新潮文庫 ひ 20-2)
鳶がクルリと (新潮文庫 ひ 20-2) / 感想・レビュー
優希
鳶のことはよく分かりませんが、登場する人たちが一癖も二癖もあるのが面白かったです。損得無しの大仕事に命をかける鳶たちが格好良い。熱い作品でした。
2024/04/08
西澤 隆
ふと仕事をさぼって隣町のシネコンまでいったらたまたまこの映画をやっていて客がひとりの小さい小屋で見たのを思い出した。ホントに女の子縛り付けて吊ってたなあ、観月ありさ足長かったなあ、壁につけたアート張りぼてだったなあ…と、そんなことしか覚えていない軽い映画だったけれどあらためて原作を読んでみると学生運動世代のその後~、冷戦構造の終結以降の~、学歴社会の歪みの~、モダンアートのいびつさ~などいろいろ重いテーマが突っ込んである。物語の転がりにそれらがちゃんと溶けてないのはしんどいけれど意気込みは伝わってきました
2018/09/05
こやま
面白い。凶気の桜の印象が強すぎて、ヒキタクニオ=バイオレンスというのがどこかにあったので、意表をつかれたかんじで新鮮に読めた。あと、凶気の桜の兵藤がちらっと出てきました。
2010/12/17
narco
ひょんなことから、変わった職場に流れ着いたキナコ。。そこには個性的な面々がいて、カルチャーショックを受ける。 鳶という職業を興味深く垣間見ることができました。。今の時代、自分個人や生活の質というものを追い求め、会社や仕事に誇りをもてない世の中ですがそんな中でも昔から脈々と、誇りと粋を受け継ぐ鳶にしびれます。。 日本人としての心をくすぐられる作品でした。
2010/10/11
ken-chang
既読
2018/08/30
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