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日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

作家
森下典子
出版社
新潮社
発売日
2008-10-28
ISBN
9784101363516
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黒木華、樹木希林、多部未華子が共演! 茶道エッセイ『日日是好日』映画化決定に期待の声

 森下典子のエッセイ『日日是好日 ―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』が映画化されることが決定した。主演には黒木華が出演することも明かされ、「イメージぴったり! これは楽しみ」「実力派女優が典子を演じてくれることが嬉しい」とファンから期待が寄せられている。  作者の森下は約25年間茶道教室に通っており、同作は教室での日々を中心に綴ったエッセイ。森下は決まりごとの多い窮屈な茶道を通じて、「“自分は何も知らない”ということを知る」「五感で自然とつながること」「自分の内側に耳をすますこと」など、人生において大切なことを学んでいく。  「日日是好日」は中国から伝わる禅語の一つで、“ありのままに生きれば毎日は新鮮でよい1日になる”と言う意味を持つ言葉。読者からは「心豊かになれる1冊」「森下さんの先生も森下さんの感性も素晴らしい」「何度も繰り返しゆっくり読みたい本」と絶賛の声が続出しており、「茶道という世界に触れてみたくなった」と、茶道そのものに興味を持つ人も多い作品だ。  映画は「日日是好日」というタイトルで製作され、黒木が演じるのは主人公の典子。物…

2017/11/12

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日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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mura_海竜

筆者は茶道のお稽古を通じ、感じたことをエッセイで綴る。。「土曜の稽古に行きたくないなあ」が何回も出てきては、結局は25年もつづけている。理由は?道具や作法を覚えることなど、がんじがらめのようでいても、自由。冬と夏のお茶の点て方の違い、季節を感じること、五感が磨かれること、個々に習ったことが視点を変えることで、繋がっていく。お茶は、日本人の暮らしの美学と哲学を自分の体に経験させ知ること。教えないことで教えようとする。お茶は「他人」と比べるのではなく、「昨日までの自分」と比べること。

2014/04/27

seacalf

肩肘張らない素直な文章が茶道の入口へといざなう。作法に雁字搦めで敷居が高そうに見えるお茶の世界も、不器用で等身大の筆者の姿をそのままに書いてくれているので、さらさらと読みやすい。『雨の日は、雨を聴く。雪の日は、雪を見る。夏には、暑さを、冬には、身の切れる寒さを味わう。どんな日も、その日を思う存分味わう。お茶とは、そういう「生き方」なのだ。』読むと、茶道を始めたくなること請け合い。まずは映画を観たいな。すーっと穏やかになり気持ち良く生きるヒントが幾つも見つかるから、この本は好意的に読まれているんだろうなあ。

2020/05/11

chinayo

お茶の世界がわかる読みやすい本。初日のお稽古から、正直な感想を言ってくれるので、凄くいい!

2018/05/13

bunmei

樹木さんの遺作映画にもなった茶道をテーマにした心に響く一冊。『日日是好日』は雲門禅師の教えとして「毎日毎日が素晴らしい」とか「良い日が続くように努力すべき」と解釈される場合もあるそうです。主人公・典子が人生の節目節目で味わうに辛苦に、気づくと茶道を心の拠り所としている気持ちが少しわかる気がしてきました。茶道を通してフッと感じる美しい四季や心が洗われる感覚に、ほんの少しですが、同化できたかな・・・。茶道とは、美しい四季に彩られた日本人ならではの美徳を、五感を通して味わうものであると素人ながら思いました。

2018/11/15

エドワード

多くの若者は茶道が苦手だ。作法が難しく、すぐには解らないからだ。「頭で理解しようとしないで。身体が覚えるまで、練習、練習、練習よ。」と先生は言う。茶道を習うことは、学校の勉強とは対極にある。正解が無い。日々の過ごし方、感じ方に正解が無いからだ。正月に「今年もよろしくお願いします。」と挨拶するのは、「今年も一年、毎日をつつがなく過ごしましょう。」とお互いの息災を祈ることなのだ。四季がめぐり、干支がめぐる、日本の自然を愛でること。毎年同じことを繰り返す喜び。五感で味わう自然。そして、一期一会。それが茶道。

2018/10/23

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