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リセット (新潮文庫)

リセット (新潮文庫)

リセット (新潮文庫)

作家
北村薫
出版社
新潮社
発売日
2003-06-28
ISBN
9784101373287
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ジャンル

リセット (新潮文庫) / 感想・レビュー

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とも

ターンに続いての北村薫氏「時」と「人」の3部作のリセット読了。戦争が引き裂いた幼い二人の愛を輪廻、転生の奇蹟を軸に時代を超えて成就に導く純愛の物語かと。ターンの時もそうやったけど、状況を理解するまでに時間は要すが、それだけに読み応えはあった。ターンの方が面白かったなあ、なんて思いながら読んでたけど、終盤は一気に引き込まれ、ターン同様の秀作でした。満足。

2015/11/06

とん大西

「-また、会えたね」…真澄と修一。戦中、戦後を経て重なり合うようにもつれ合うように紡がれた愛。時のなかに静かに溶け込むリセット。…う~ん、この感じはどこかで読んだ気がすると思ったら…『月の満欠け』かなぁ。展開がなかなかもどかしい。途中、語り手が誰なのかわからんくなったり。綺麗な作品やとは思いましたが、ちょいとばかし消化不良というのが正直なとこ(^_^;)

2019/08/21

ダイ@2019.11.2~一時休止

時と人その3。物語中盤までタイトルの意味が判らなかったが、それ以降楽しめた。でもリセットというよりもメモリーって感じだった。

2014/07/18

あも

百年前の人は、今のものを見られないし、今の人は百年後のものを見られない。だからって後の人の方が得だってことはないと思うの_再読。時の三部作の第三弾。当初予定してた『スキップ』がどうしても発掘できずにこちらを。目標云々を忘れてゆっくりと浸る時間を貰えた。戦時中の神戸に暮らす少女が成長していく様を迫真のリアリティで描く。それがなぜ時の三部作なのか。それは小さな悲しくも温かい奇跡が起こるから。ちょっとしたズレはしょうがなくても、出逢うべき人にはきっと出逢うようにこの世界はできている。そう信じたくなる物語だった。

2018/12/30

Atsushi Saito

「ターン」との違いはなんやろと思いながら読んで、「リセット」ってこういうことかとびっくり。「リセット」がおこるのは中盤以降ですが、戦前戦時時代のお話は飽きさせずずっとこっちを惹きつけ、中盤以降の「リセット」がさらにお話を盛り上げてます。面白かったです。

2016/07/01

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