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北村薫のうた合わせ百人一首 (新潮文庫 き 17-14)

北村薫のうた合わせ百人一首 (新潮文庫 き 17-14)

北村薫のうた合わせ百人一首 (新潮文庫 き 17-14)

作家
北村薫
出版社
新潮社
発売日
2019-09-28
ISBN
9784101373348
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北村薫のうた合わせ百人一首 (新潮文庫 き 17-14) / 感想・レビュー

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佐島楓

素晴らしい。短歌に興味のある方は、是非読むべきだ。私が短歌に対して感じていたあれこれは、巻末の三浦しをんさんの解説がすべて代弁してくださっている。宝石のような世界を封じ込めたものこそ、短歌。

2019/09/28

yumiha

「白鳥の羽咋の音もはりはりと雪の小骨を嚙みつつあらむ」(安永蕗子)を見つけ狂喜乱舞。「行方不明のこねこ探せば一斉にここぢゃここぢゃと呼ぶねこじゃらし」(沢桃子)も好きだ。というふうに私の喜ぶ短歌を紹介してくれている。また、それぞれの短歌にまつわるエピソードもめっぽう面白い。たとえば川端康成宅に忍び込んだ泥棒の「だめですか」、吉川英治の母の臨終記などなど。そして藤原龍一郎と穂村弘との鼎談の様子も興味深い。そのうえ解説が三浦しをんなのだ(^_^)読み直す本しか買わない主義の私を、必要緊急ぢゃと本屋へ走らせた。

2020/04/13

タカギ

すごい情報量だった。タイトルにある「うた合わせ」とは、2首の短歌を並べて、不思議に響き合うそれらをまとめて観賞しようということだと、かなり後半になってから気づいた。私、1冊の歌集も読んだことないし、歌人の名前も出てこないけど、そんな知識皆無の人でも大変に面白い本です。歌人2人と北村氏の対談も、三浦しをん氏による解説もとても良い。それにしても、「この句にはこれを並べたい」「そういえばこういう句も浮かぶ」と次々出てくる北村氏の脳内データベースは一体どうなっているのか…。

2021/06/14

naotan

本編も対談も解説も素晴らしい。側において何度も読み直したくなる本です。 三浦しをんさんが電車の中で落涙したというページ、私は多分喫茶店で読んでいて、ヤバイと思って栞をはさんで読み飛ばしました。

2019/11/30

かながわ

凄い凄い。圧倒知識&描く力から立ち上る人生風景沁み入る。カルピス作ってくれる読みが新鮮。ひとひらの雲読みは白眉、つむじ風読みは元気くれる。あぁ読書の喜び、北村さんは好きな作家だぁ。

2021/04/15

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