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似たものどうし 慶次郎縁側日記傑作選 (新潮文庫)

似たものどうし 慶次郎縁側日記傑作選 (新潮文庫)

似たものどうし 慶次郎縁側日記傑作選 (新潮文庫)

作家
北原亞以子
出版社
新潮社
発売日
2017-09-28
ISBN
9784101414331
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ジャンル

似たものどうし 慶次郎縁側日記傑作選 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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山内正

七年前のおしんはもっと太ってた 一人で蕎麦を啜ってた お見忘れ? これっぽっちの酒で酔っちまったと酔ったふりして店を出ていった  元は大工の女房でね亭主に死なれちまってからと店の親父に  おふくろの方が悪いのは承知だが もう少しおとなしい女だと言うんです あれから七年ですね  麹町へ移ったら薬種問屋の旦那に惚れられてね囲われました 手切れ金で店を出しました  女房と別れた男を好きになっちまって何時までも猫を被っちゃいられないのは分かっています 自分の言いなりになってくれと言う男がね 帰ります飛んだお邪魔

2022/06/13

豆ふうせん

今年の春から、NHKの夕方の再放送枠で慶次郎のテレビドラマ版が流れているのを見て懐かしくてたまらず、図書館で原作本を借りてきた。愛娘を失い、憎しみと哀しみにのまれて「仏」の心を奪われかける慶次郎(「その夜の雪」)。活字で読むといっそう重くてやるせない。

2022/07/24

山内正

十六で亭主がいるおさき 子が出来たと騙し店を辞めさせ  仕事もなく家にいる源次  大した男じゃない騙されたと今頃になって気付く 二つ上のおしなと相談するが 父親が誰かも分からない子を産み ふしだらな女と世間から言われ だから世帯持つなんざとんでも無い 始めから世話をやくんじゃないとおしなが 自分達の不注意でないと世間に言いたい姉 仕事せず殴る源次は出掛けるだけで男が出来たのかと 内の兄さん吉次に言って見るよと ここにも傷がと見せて助けを頼む 源次に連れて行くと念を押し おさきはおしなの子を見に行くと

2022/06/08

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