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くますけと一緒に (新潮文庫 あ 19-2)

くますけと一緒に (新潮文庫 あ 19-2)

くますけと一緒に (新潮文庫 あ 19-2)

作家
新井素子
出版社
新潮社
発売日
1993-03-01
ISBN
9784101426020
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くますけと一緒に (新潮文庫 あ 19-2) / 感想・レビュー

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はらぺこ

ぬいぐるみバトルにならない事を祈る。

2018/09/16

あつひめ

ぬいぐるみに「お主も悪よのぉ~」と言いたくなるラスト。ぬいぐるみと会話する少女…どこか変だろうか?今のように携帯でいつでもだれとでも繋がれる時代ではそんな女の子は変なのだろうか?一人っ子だった私には主人公成美の気持ちがよくわかる。何かにすがって安心したい心の拠り所がくますけだったのだと思う。人はいつまでも同じ場所で立ち止まっていることはできない。時が流れる時に少しずつ成長していく。くますけとの会話は、自分の心との会話。自分の中ではどうすることがベストかわかってる。自分でもそっと手を放せる日を待っている。

2011/10/13

なつ

深く深く抉られるようだった。もちろん、ゾクッとする部分も多々あり。子供は親を嫌っていいの、の台詞が衝撃的でした。でも、読めてよかった。

2017/07/03

桐ヶ谷忍

両親が不仲かつ、不仲の原因を一人娘成美のせいにしていた彼らは死亡した。10歳にもなってぬいぐるみのくますけを一時も離さず問題児扱いされていた彼女は、母の親友だった裕子に引き取られるが。両親の死はくますけの呪いだったのか、例えそんなくますけでも成美には唯一無二の存在。だから聞けない、くますけは邪悪なのかと。両親が不仲な家庭で育った読者の一定数はとても響く物がある物語。大人が読んでもいいけど、出来れば中学生前後の子の救いになるのではないかと思えた。

2016/10/29

ち〜

昔好きだった新井素子さん。書店で見つけて購入しました。覚えていない所をみるとたぶん初読み。自分も子どもの頃は、ぬいぐるみや人形は生きてると思っていたので、年齢的にはどうかわかりませんが、成美ちゃんの行動は不自然には思わなかったです。不幸な境遇の為、子どもらしさが欠如してしまってるのが可哀想に思いました。

2016/01/05

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