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この橋をわたって (新潮文庫)

この橋をわたって (新潮文庫)

この橋をわたって (新潮文庫)

作家
新井素子
出版社
新潮社
発売日
2021-12-23
ISBN
9784101426068
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ジャンル

この橋をわたって (新潮文庫) / 感想・レビュー

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春が来た

時間は無限にあって、妄想の世界が果てしなく続いていた。コマツシンヤさんの装画につられて買った本書。幼い私を包んでいた空気が、文体から漂うような、どことなく懐かしさを感じる本だった。

2022/02/11

NAOAMI

少し奇妙にズレていて何だかホンワカする短編集。「橋を、かける」集落の代々の首長の短い独白を通じ、次第に大きな河を渡って、川向こうの何かに遭遇しそうな┉そんなところでfinと終わってしまう呆気なさと余韻に引き込まれ読書が始まる。すると猫視点の物語が続き、特に人間社会をくさすでも皮肉るでもなく、淡々とした視野が展開される。可愛げなショートショートを挟んで、家財道具らが突然ある事件の裁判を始めるわ、それも結局猫がらみだったオチで笑えた。「なごみちゃん~」は不思議な世界観の中、肩透かしな〆なのに微笑ましく感じる。

2022/04/22

いなとも

星新一さんの文庫本の解説をされていて、面白い文章を書くひとだなと思っていました。作品を読んでみたいと思いこちらを購入。短編中編合わせて8編。文体というか言い回しが独特で楽しく読めました。

2022/06/09

た〜

新井素子って、どうも小説が書けるらしい話。もとちゃん節炸裂な(もっとももとちゃん節が炸裂していない新井素子の小説は見たことないが)短編集。表題作はなく橋が統一テーマでもないという暴挙。当然のようにお猫様が大活躍する話が多い。

2021/12/27

こばゆみ

優しいSF短編集(SFじゃないのもあるけど)。語り口が穏やかで、児童文学のようで癒やされた☺️個人的にはミステリーとしても楽しめる基盤事件が一番好き!

2022/01/28

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