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両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫)

両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫)

両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫)

作家
寺山修司
出版社
新潮社
発売日
1997-09-30
ISBN
9784101430218
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両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫) / 感想・レビュー

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アフォリズムとは思考や観察の結果を簡潔な形で皮肉を交えたりしながら諧謔的に述べたもの。警句あるいは金言、格言。この本では寺山氏のこれまでの著作から引っ張ってきた413のアフォリズムが紹介されている。目次は愛(AI)から始まりアルファベッド順に暴力、怒り、快楽、希望、幸福、涙、死、旅路、幼年時代、そして夢(YUME)で終わるまで、寺山氏らしいキーワードが52個並んでいる。言い切っている割に別の言葉では矛盾した考え方もあって、そのあたりなかなか興味深い。またこれらの言葉から逆行して寺山作品を読むのも良いかも。

2014/04/27

ω

「自分たちにしか通じない言葉をもつのが恋人同士である。」  から始まるアフォリズム集。昨日会社で、ロン毛でてっぺんハゲでピチピチのジーパン履いてメタリックなキャリー引いて、右半分が白・左半分が黒のマスクしてる人が前方から迫ってきた時、本書の「衣装は、『あらわす』ためだけではなく『かくす』機能も持っている」という言葉を何か思い出した。

2021/05/22

ヨミナガラ

“幸福をさがしてみるのは/かなしいことかもしれません/――愛さないの愛せないの”“人間は言葉と出会ったときから、思想的である。/――映写技師を撃て”“小さな男が大きな男に勝つためには、小さな男が大きな男より「不幸」でなければならない。/――書を捨てよ、町へ出よう”“私はときどき、サルトルとかぶと虫のちがいについて考える。/私たちのときにサルトルだったものが、次の世代にとってはビートルズだった。このちがいは、実にとるに足らぬようなちがい〔…〕親父たちの説教への反撥を正当化〔…〕/――さかさま世界史”

2014/11/15

江藤 はるは

ことばに片想いしている。

2020/01/01

KAZOO

寺山修司が書き残した言葉を、様々なジャンルに分けて集めたもの。本当にこの言葉を読んでいると詩人であると同時に、人生を導いてくれるような感じがします。一つ一つの言葉がすごいちからを持っている感じがしました。何度も読み直したい本の1冊です。

2014/01/17

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