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牛への道 (新潮文庫)

牛への道 (新潮文庫)

牛への道 (新潮文庫)

作家
宮沢章夫
出版社
新潮社
発売日
1997-04-25
ISBN
9784101463216
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遠いほどいい、雨の日は異世界へ 『すべては愛に』(ギリアン・ヘルフゴット/KADOKAWA) 『すべては愛に』(ギリアン・ヘルフゴット/KADOKAWA)  雨の日は、ピアノの音色に癒されたくなるし、自分からほど遠い世界に身を置いてみたくなる。『すべては愛に』は、精神を病んだ天才ピアニスト、デヴィット・ヘルフゴットの生涯を妻の視点で綴ったノンフィクションだ。重く苦しい彼の運命を無条件の愛で受けとめ連れ進んでいく様に没入しながらも、これが実話なのか、と唖然とした。それほどドラマチックな人生は、度々映画でも描かれている。彼女の「夫の下取りがあればぜひ利用したい」という言葉には少し安堵した。(中川寛子/ダ・ヴィンチニュース副編集長)

何もしたくないけど楽しいことないかな… という気分の日は、スカッっと笑えるエッセイを『牛への道』(宮沢章夫/新潮社) 『牛への道』(宮沢章夫/新潮社)  どんよりした天気が続き、…

2021/6/4

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牛への道 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

「読むという病」という章で『明恵 夢を生きる』の書評を宮沢さんが書いていて、ちょうど、この『牛への道』と併読していたところだったので、シンクロニシティにドキッとした。

2016/10/19

saga

不思議な書名。どういうことだ? あとがきを読んでも? であるが、独特の視点に基づく面白いエッセイであることに変わりはない。第四章「読むという病」にある鞄に数冊の本を持って出かけてしまう人を『読書家はつくづく厄介である。』で一刀両断にし、奥付の発行年や刷数にわざわざ触れるところなどシンパシーを感じてしまう。読メユーザーの私も皆さんもこの病に罹っている?!

2015/02/02

tapioka

新聞のスポーツ欄の見出しや、「中国の」とつくだけで健康に効きそうな気がするなど、日常の様々なものに対して、その謎に思いを巡らせるエッセイ集。常人とは少しだけズレた着眼点が面白い。また、この手のエッセイは遠い空想の世界に旅立ちがちですが、割と現実に近いところで足を一応地につけて述べているので、そこが納得できる点が多い理由でしょうね。些細なことにも疑問を持つ姿勢は見習いたいです。個人的に、まえがき、三行目の感動、碁石と親切、カーディガンを着る悪党はいない、正義の味方だから、読むという病ノート、が楽しめました。

2016/08/05

めろんラブ 

牛的人生への指南書。しかし、牛的人生がなんたるかの説明はない。そんなことにはおかまいなしに牛に向かってまた一歩・・・。脱力系というより考察系という感じのエッセイ。新聞記事や本を題材に、現象が引き起こす不条理感を「これはいったいどういうことか」と若干の怒りを覗かせながらつっこみまくり考えまくっている。筆者のつっこみキャラぶりと博覧強記ぶりは一読の価値あり!お忙しい方は、まえがきだけでも(笑)。読後、朝日新聞の囲碁名人戦コーナーをすかさずチェック。確かに!思わず膝ポン。新刊『考えない人』も楽しみ♪

2010/03/16

UK

相変わらずの宮沢調なのだが、あれれ今回は少し違う気がする。いつもは100回ぐるぐる回ってから走り出した時のような酩酊感に襲われるのだけど、なんだかすごくまともなことを言っているような。だよね、なんて同調するトコロがやたら多いと不安になるじゃないですか。自分、変になったのか?でも後書きを読んで安心。なあんだ2冊目の単行本。これからちゃんとヘンになっていくんだね。この人の笑いは「あはは」でも「うふふ」でもなく、「にやり」でもない。「(か/くっ)」っていう感じ。か/くは「か」と「く」の中間で発音してね。

2016/02/03

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