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東京大学応援部物語 (新潮文庫)

東京大学応援部物語 (新潮文庫)

東京大学応援部物語 (新潮文庫)

作家
最相葉月
出版社
新潮社
発売日
2007-10-30
ISBN
9784101482248
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東京大学応援部物語 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ちょこまーぶる

読後は爽快な気分になった一冊でした。しかも、若かりし時、体育会系で尚且つ高校時代は生徒会で体育委員長とかをしていたので応援団の学生責任者もしていたからか、今でも人を応援する行為って尊いものだと思っているので、嵌ってしまった一冊でした。今や、時代錯誤かもしれないけど彼らの直向きさと「応援って?」という自問自答に心を揺さぶられました。そして、作品中の様々な言葉が、次々と胸に刺さり、読むことで自分自身が彼らに応援されているような気持にもなってしまいましたね。通勤電車内で涙をこらえるのが大変でした。神宮行くぞ!!

2017/09/24

ころりんぱ

熱さにやられた(T . T)東大応援部を追っかけたドキュメント。熱くて苦い人間ドラマは、冷めた目で観たら、前時代的な自己陶酔集団。それでも、彼らの物語に引き込まれ、それぞれの葛藤に涙してしまうには、わけがある。大学時代の四年間、期間限定の熱い集団。そこに所属し、集団の規律で動き、人とぶつかり合い、悩み、自分を見つめる彼らの姿は、暑苦しくて、格好悪くて、それでも、まぶしすぎる。そこで根性の四年間を過ごした彼らが、羨ましいく感じるのはなぜ?敵わないなぁと思うのは、なぜ?

2013/11/18

ばりぼー

泣けました。自分も学生時代は、4年間のほとんどを学ランで通した体育会の人間ですが、理不尽がまかり通る日本のスポーツ界の中でも、特別な自己犠牲を強いられる応援団という存在、その中でも勝利で報われることがたいして期待できない東大の応援部は、究極のストイック集団だと言えます。「応援する人間は、応援される人間より強くなければならない。より努力する人間こそ、人に対してがんばれ、といえる」と、立教大学の元応援団長の言葉が引用されていますが、見返りを求めずに自己の鍛錬にのみ力を注ぐ彼らに、ある種の羨ましさを感じます。

2013/11/06

かん

たまたま、実家にあって読んだ。短く、サラッと読めた。東大の人たちの青春期、いろんな青春期があるけど、本を読むと、自分とは違う青春期が味わえて楽しい☆大学時代運動部ではなかったから、こんな風に‘理不尽だけど全てをかけた’みたいながむしゃらな青春も憧れる。応援部、私の大学にはなかったし、「そんなのあるんだ」と、新鮮な気持ちで楽しめました☆

2015/06/14

harumama

物語かと思ったら、ルポものだった。以前、テレビで明治中の応援団の話をみていたから想像はついたのだけれども、それを越すものだった。東大のスマートで理知的なイメージを根底から覆す泥臭い感じ。そして熱い。たかが一勝といえないほどの重み、読んでいて涙こぼれました。これほどまでに自己犠牲をしいられた彼らの卒業後がえがかれていないのがちょっと残念だった。そして、OL時代同じ課に元応援団長さんがいて、初めてエールを聞いたときのどこからそんな声がでるのだろうと驚いたことを思い出した。

2015/04/12

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