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恋する男たち (新潮文庫)

恋する男たち (新潮文庫)

恋する男たち (新潮文庫)

作家
篠田節子
唯川恵
松尾由美
湯本香樹実
小池真理子
森まゆみ
出版社
新潮社
発売日
2005-03-02
ISBN
9784101484143
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恋する男たち (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

篠田さん、小池さん、唯川さんは嫌いじゃない。あとの3編がなぁ…。うまいタイトルで読者を釣る作戦、やめて欲しい。

2017/05/28

ヴェネツィア

「週刊朝日」の企画で、6人の女性作家たちが競作したもの。「恋する男たち」と題されてはいるものの、どれ一つとして直球勝負の作品はない。それだけに、タイトルに魅かれて購入した場合は、やや不満が残るかもしれない。なにしろ、主人公の男たちというのが、中年男だったり、オタク男、あるいは、まだ少年だったりするのだから。結果は、6篇のうち5篇は及第、そして1篇は落第(ファンの人もいるだろうから、どれかは言わないが)。及第の中でのNo.1は、文句なく湯本香樹実の「マジック・フルート」だ。この人は初読だが、拾いものだった。

2014/12/23

じいじ

「恋する男たち」のタイトルに期待して手にしたが、思っていた内容とだいぶ違った。でも、小池真理子、篠田節子の巨匠?!の二篇は流石にそつが無く巧い。私的には、唯川恵の『終の季節』がよかった。或る企業戦士(サラリーマン)の敗北、挫折、その末の離婚・家族崩壊をたどる話で、切なく虚しい気持ちにさせられたが、独りぼっちになった男に共感を覚え、無性に声援を送りたくなった。

2019/12/30

ロマンチッカーnao

ひとつめの『密会』毎週決まった日に遅く帰宅する旦那の浮気を疑ってみると、旦那はその時間、実家でまったりと過ごしていた。う~ん、わかる(笑)僕はしないけど、しかし、実家で母親と過ごす、あのまったりとした時間は貴重。良い作品でした。『マンホールより愛を込めて』編集者が担当する作家さんの小説の登場人物の女性に恋をする話し。不思議な話しだけど、なんか、めっちゃ面白かった。思いものから、不思議な話しまで、恋する男を取り上げた作品集。

2018/06/13

ケロコ

【図書館】どのお話もとてもよかった。篠田さんは実にリアルに夫婦の在り方を表現しており、夫の感情の機微が伝わってくる。小池さんの話は艶っぽい。唯川さんはらしいという印象だった。松尾さんは初読売で奇をてらう内容に多少の違和感を覚える。一番好きだったのは湯本さん。こちらも初読みだったが、それぞれの登場人物の生きざまに強い意志を見た気がする。森さんはフワフワとした語り部の印象。どの話もしっくり私の心に収まった。実に満足。

2017/11/17

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