KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

杏奈は春待岬に (新潮文庫)

杏奈は春待岬に (新潮文庫)

杏奈は春待岬に (新潮文庫)

作家
梶尾真治
出版社
新潮社
発売日
2018-09-28
ISBN
9784101490120
amazonで購入する Kindle版を購入する

杏奈は春待岬に (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

相田うえお

★★★☆☆19020 本屋で平積み本を見てたら表紙の絵がパッと目に留まってしまい、手にとってパラパラしたり平積みに戻したりを何度も繰り返し、迷ったけど結局入手〜!桜の咲く季節がキーになる話だったので開花間近の今が旬です。この作品、少年の心を思い出させてくれる様なシーンからスタートです。当時、少年だった主人公は桜が咲く頃、祖父母の家に遊びに行った際に、岬に建つ謎めいた屋敷の庭先で美しい女の子を見かけ心魅かれて〜と流れていきます。乱暴にいえば織姫と彦星の七夕伝説に浦島太郎と白雪姫を足してSFスパイス混合かな?

2019/02/24

佐島楓

主人公以外の登場人物の意図が汲みにくかった。それでこの結末では……杏奈が物凄い悪女に思えて仕方ない。悲しさより虚しさのほうが募った。

2018/10/10

カブ

健志は春待岬のお屋敷で出会った杏奈に生まれて初めての恋をします。1年のうちの桜の頃だけに春待岬で会える杏奈は歳をとりません。健志は彼女の歳を越え、年寄りになっても杏奈のことを愛し続けます。現実的ではない物語だけど、せつない想いは伝わります。

2018/10/09

大阪のきんちゃん2

図書館で何となく目について手に取りました。 読んでから判ったのですが「美亜へ贈る真珠」の作家だったんですね。 流行りのタイム・リープ物というか元祖じゃありませんか。 ファンタジーラブロマンスで設定が納得されないと受け容れるのは難しいかも知れませんが、私は結構楽しめました。 特に解説で「ジョニーの肖像」や「時をかける少女」のワンシーンを示唆されて情景が目に浮かびストンと落ちたような気がします。 二人の世界は何処に(何時に)落ち着くのでしょうか・・・?

2020/09/18

kochi

祖父母の家で春休みを過ごす少年、健志は、桜の満開の季節に、岬の屋敷で出会った少女に心を奪われる。屋敷で暮らす少女と老人の秘密を知った健志は、その少女杏奈のために生きることを決意するが… カジシンお得意の時間に翻弄される恋愛もの、過去の作品から、バッピー/バッドエンドの両方があるので、どちらだろうとワクワクしながら読む^_^ 考えてみれば、変えることのできない時間の性質を想像力で変更して、日常よりもさらに困難な状況を作り出した上で物語を紡ぐというのも「変態」極みですなあ。好んで読む方も同じだけど。

2021/10/20

感想・レビューをもっと見る