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青の数学 (新潮文庫nex)

青の数学 (新潮文庫nex)

青の数学 (新潮文庫nex)

作家
王城夕紀
出版社
新潮社
発売日
2016-07-28
ISBN
9784101800721
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ジャンル

青の数学 (新潮文庫nex) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

大好物!面白かった!高校生時代、割と数学得意で共通一次と大学二次試験(文系数学選択)両方満点でした。題名に惹かれて購入。数学マニアの高校生たちが、ネット上で難問を間に決闘を繰り返しながら成長していく青春ストーリー。数学オリンピックのシーンも気になるキーパーソンも出てこず、もしや続巻が?と途中で調べたらやはり2があるそう。なるほど期待が膨らむ締め方!数学苦手でも楽しめるストーリーだと思います。目的地が見えず、明確な意義など見出だせなくとも、ただひたすら目の前の課題に果敢に挑む!そう、それが学生時代だ‼️🙇

2019/01/17

こーた

少年ジャンプの連載でありそうなバトル漫画を小説で。なぜ対決する?どうやって数学で?疑問は尽きない。それらは小説のなかでも自問されるが、さいごまで結論めいたものが示されることはない。悩むことが数学だとでも思っているのだろうか。勘違いも甚だしい。数学を大海原に喩えるならば、波打際でキャッキャ騒いでいるのがこの小説ではないか。いや砂浜ですらなく、プールサイドでじゃれあっている、そんな印象だ。スポーツも囲碁も将棋も、自分で出来なくても外側から描くことはできる。それは数学もおなじだが、内側に踏み入る勇気を⇒

2019/08/12

ken_sakura

面白い(^_^)夏の百冊。読まされた。数学の青春小説。主人公は高校一年生の栢山(かやま)君の一人称の物語。数学の部分はサッパリでふんふん。奇抜な名字の登場人物達が奇抜で無く、変人で納まる造型。普通な球種、ストライクゾーンの中で描きわけされてる人物は最近の若い人向けっぽい小説では出色に感じた。川端康成の乙女の港と富野由悠季の機動戦士ガンダムを思い出した。多分ライトノベルという言葉が生まれて以降の正式な初ライトノベル(^_^)v視覚に映えそうという印象もあった。薦めて下さったおもしろ本棚の先輩のお友達様に感謝

2018/10/06

おかむー

算数から数学になった時点でほぼついて行けなくなった俺なので“数学”そのものはちんぷんかんぷんですが、数学に掛ける青春小説という意味ではがっつりと掴まれた。『よくできました』。読む前は数学を絡めた日常系ミステリのたぐいかと思っていたけれど、「数学とは何か?」とい根源的な問いを抱きひたすら数学に打ち込むことで、主人公・栢山が己のみならず数学を通じて関わりあう人々とも向かい合う。具体的な数学の問題部分は完全に読み飛ばしましたが、そこを理解しなくとも、ときに論理的でときに熱く、そして詩的な文体が好感触でしたよ。

2016/08/14

インド

数学を追求するひとりの少年は、数学を極めたひとりの少女に出会う。彼女との出会いが、少年を数学の決闘へ掻き立てる!数列、ピタゴラス、世界、才能、偉人。数学で決闘という極めて異色な物語だが、これがまた面白かった!青春の一夏を数学にかける彼等彼女等は、様々な理由で数学にぶっかっていく。でも、理由なんて必要なのか?ひとりの少年の問答がぼくの頭を埋め尽くす。そうだ、好きなことをやるのに、理由なんていらない。最後に京から提示された壮絶な事件により、物語はどのようなベクトルに進むのか(ノ´∀`*)。

2018/12/05

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