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カカノムモノ2: 思い出を奪った男 (新潮文庫nex)

カカノムモノ2: 思い出を奪った男 (新潮文庫nex)

カカノムモノ2: 思い出を奪った男 (新潮文庫nex)

作家
浅葉なつ
出版社
新潮社
発売日
2018-04-27
ISBN
9784101801230
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ジャンル

カカノムモノ2: 思い出を奪った男 (新潮文庫nex) / 感想・レビュー

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佐島楓

碧が背負う運命の重さ。彼が誰かに恋をする日は来るのだろうか? そして涼の独占欲にまみれた愛情は、碧にどのような影響を及ぼすのか。

2018/05/10

坂城 弥生

鏡師のじいさんが与えたかった物が温かかった。涼が理解者の顔して縛り付けようとしてるみたいで、彼の動きが今後気になるところ。 ひとつ気になったのは作中にLGBTという言葉が出てくるけど完全に理解不足だよ…。デリケートな問題を軽々しく持ち出すのは止めた方がいいと思う。

2020/12/08

カナン

突如罅割れた鏡と、前回の事件から不安定になる碧。「呑むこと以外は総て些事」。生き神として心の成長を阻害されたまま今まで来てしまった碧が悲しい。現れた従兄の涼も心から碧を弟のように想っているけど、守ることと思考停止させることは違う。その行為が無責任では無いことがもどかしく、でも何より今作は鏡師暁渓の生き様に涙が。伽藍堂の碧の中に己の人生の記憶を預けていくこと。金継ぎが大好きな孫との思い出だけきつく抱いて、血を継ぎ命を継ぎ、今生きる者へ記憶を託す。呑んだ全てが汚い物では無いのだと、どうか君に伝わりますように。

2019/11/05

ぽろん

全巻がなかなか思い出せなくて、今巻に入り込むのに時間がかかったけど、鏡師の家に滞在してからのくだりは、本当に良かった。それだけに、本家の涼の存在が不気味です。

2018/05/20

はな

割れた鏡を直してもらうため鏡師のもとへ出向いていく話。穢れを飲むということ、カカノムモノとして幼いころからそうするように植え付けられた心が、暁渓の関りによってほどけていく様が何とも言えず。癒しというものは無償の愛なのかなと思えました。カカノムモノとしての運命は変えられないけれど、誰かしらが支えになれれば違うのだということがよくわかった気がしました。

2018/10/31

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