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君に勧む杯 文豪とアルケミスト ノベライズ (新潮文庫)

君に勧む杯 文豪とアルケミスト ノベライズ (新潮文庫)

君に勧む杯 文豪とアルケミスト ノベライズ (新潮文庫)

作家
仁木英之
出版社
新潮社
発売日
2022-01-28
ISBN
9784101802312
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ジャンル

君に勧む杯 文豪とアルケミスト ノベライズ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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みどり

第3弾。青木某については知らなかったな。井伏鱒二って長生きだったんだね~。この世界の文豪たちはそこそこに短命なイメージだったけれど。それだけ作品数が多いってことで、その中を旅すれば時代は明治大正昭和と3代、そこに震災や戦争が入ってきて、作品に影響しても仕方ないよね。

2022/01/29

井伏先生にフォーカスを当てた文アルノベライズ第3弾。自身の著書の潜書するが、物語は心の傷を抉るような世界に捻じ曲げられている始末。作家として大成せず、若くして亡くなった親友の想いが事態を引き起こしているかもと考えるが…というお話。相変わらず甘い幸せな世界(という名の幻想)を見せてくる侵蝕者が嫌らしいですねー 井伏作品はあまり読んだことがないので、読んでみたくなりました。特に『さざなみ軍記』『黒い雨』が気になりました。

2022/04/24

風鈴

話としても面白かったし、キャラとしても萌えるし、史実とか文体もなかなか面白くて、最終的にマスジィイイイイってなりました。ありがとうございます。太宰がこれまでより大人びてて、本当にキミは太宰かい??と思ったり。割と近いとこに井伏邸も太宰の住居もあるのに行ったことねぇなぁ…と勿体無さを噛み締めたり。感謝しかない(単純)

2022/12/27

のこ

前作も前々作も文アルの小説は読みましたが、今回のやつが読み応えで言ったら一番あったように思えます。何より世界観が面白かったです。ゲームでそこまで興味を引かれなかった井伏先生ですが、この本で好きになりました。あと太宰が良かった……ゲームともアニメとも舞台とも違う雰囲気を纏ってるのですが、ちゃんと太宰なんですよね。知的だけど愛らしくて好きです。

mitou umo

福山名誉市民の井伏鱒二のお話。元福山市民としては鞆の浦の仙酔島や加茂町などの地元トークが多くて嬉しかった。加茂の生家や荻窪の家も探しに行ったし(両方見つからなかったが)、天下茶屋にも行ったので結構聖地巡礼してるんだなと改めて思った。井伏や佐藤に対する太宰が飄々とした後輩という感じがして新鮮だった。岩野との関係や横光が同時代の作家であるなどの周辺知識も知れてよかった。井伏の作風についても繰り返し強調されていて未読の本も読んでみたくなった。

2022/09/28

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