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センス・オブ・ワンダー (新潮文庫)

センス・オブ・ワンダー (新潮文庫)

センス・オブ・ワンダー (新潮文庫)

作家
レイチェル・カーソン
上遠恵子
出版社
新潮社
発売日
2021-08-30
ISBN
9784102074022
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センス・オブ・ワンダー (新潮文庫) / 感想・レビュー

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やすらぎ🍀

子どもたちは、いつも生き生きと新鮮で美しく、驚きと感激に満ちあふれている。大人になると、澄みきった洞察力や畏怖すべきものへの直感力が鈍り、失ってしまう。センス・オブ・ワンダーは、その感性を蘇らせてくれる。…自然の音に耳を傾けるだけでも、星の灯りを探すだけでもいい。…ほら幼木があるわ。リスのツリーにちょうどいい。こっちはもっと小さいから虫たちのツリーだ。足元を見て歩かないと踏んじゃうよ。…虫の音が聴こえてくる。演奏が終わる頃に冬がやって来る。…生命の輝き。自然に沈黙はない。レイチェル・カーソンのメッセージ。

2021/09/23

はっせー

この本はレイチェル・カーソンさんと甥っ子のロジャーが自然との対話をまとめた本になっている。まるで詩のような美しい言葉でまとめてあり、読んでいて風景を想像できる。草花の綺麗さ。昆虫の不思議さ。自然の摂理。今の私達現代人に足りないのは、情緒ではないかと思う。道端に咲く花に気づく情緒が養えていない。だからこそ自然と対話することなく、自然を破壊してしまう。題名になっているセンス・オブ・ワンダーは、神秘さや不思議さに目をみはる感性と訳されています。私は、自然美と人間美の接合点にセンス・オブ・ワンダーがあると思った!

2021/09/06

ジュン

新潮文庫の100冊 2023年より。なんで今まで読んで無かったのだろう。自分はレイチェルがロジャーを連れて歩いた所ほど、自然が沢山残ってはいないけれど、それでも本に書いてある様な事が体験できる所に住んでいる。手が届く様な満天の星も流星群も天の川も、仲間と声で合図しあいながら満月を横切る渡り鳥も、秋の到来を告げる虫達の声も子供の頃から体験できた。幸運だ。毎年、毎年、異常気象とか言われて、自然災害だらけの今の世界を見られるなら、レイチェルならどんな事を思うのだろう。それを想像しながら、心して過ごしたい。

2023/08/16

おせきはん

文庫化を機に再読。少し視点や意識を変えるだけで日々の生活の中でもセンス・オブ・ワンダーを感じることはできます。朝にランニングをしていたところで、今年の夏、セミの羽化を初めて見かけたのが自分にとっての最近のセンス・オブ・ワンダーでした。これからも年齢に関係なく、自然との対話を大切にします。福岡伸一先生ほか4名の方々の解説エッセイもよかったです。

2021/09/19

渡辺(読書/散歩)

単なる自然讃歌にとどまらず、子ども時代に誰もが持っていた自然の美しさや神秘を感じる感性を取り戻すこと、その感性を大切にすることを提案している本。詩情豊かな自然描写が自分の中に眠っている感覚を刺激してきます。本文は70P前後と短く、後半は4人の作家や教授の解説エッセイが載っており、そちらも読みごたえがあります。 https://book-attic.com/sense-of-wonder

2023/10/12

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