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ある微笑 (新潮文庫)

ある微笑 (新潮文庫)

ある微笑 (新潮文庫)

作家
フランソワーズ・サガン
Francoise Sagan
朝吹登水子
出版社
新潮社
発売日
1958-05-05
ISBN
9784102118023
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ある微笑 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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優希

ひと夏の恋愛の物語でした。20歳の大学生・ドミニクと40歳の既婚者・リックの不倫が描かれます。単なる恋愛ごっこのつもりが、ドミニクはリックに本気になるのに胸が締め付けられます。夏が終わりリックは去り行きますが、途中で二人の浮気が発覚しますが、大人の対応を取れたと思います。フランスは恋愛など自由なのかなと考えさせられました。

2019/08/06

よっち@疲れ目注意☆彡

デビュー作、悲しみよこんにちは、が大成功を納めた後の、記念すべき2作目、サガンが作家としての地位を確立したのが、本作である。初めて読んだ時、そんなにたくさんの恋愛小説を読んでいなく、比較対照するものがなかった。ある程度の年齢を重ね、いくつかの良質な作品を読んだ後に、改めて本作を読んだ。その深い洞察力に感服する。ひとりの若い女性が、とても歳上の男性に惹かれ、本気で愛するまでの心の変遷を、これ以上は不可能と思われるまで繊細に表現している。また、作中プルーストの引用が2ヶ所あり、影響が窺えるのが興味ぶかい。

2015/10/18

テディ

20歳の娘のドミニック。ソルボンヌ大学の級友ベルトランと付き合う。ある日、ベルトランの叔父のリュックを紹介される。彼に惹かれ、一時的な遊戯を承諾しカンヌで二週間を過ごす。遊び心を持つリュックとは反対に彼にのめり込むドミニック。一時的な不倫に気付き、ドミニックに肉体面で強烈な嫉妬をしていた事を妻のフランソワーズから告白される。別離。孤独な下宿先でモーツアルトの音楽に耳を傾ける。悲しみを乗り越えた微笑。リュックからの電話。 若い女性がゆるやかに現実直視をさせられ、挫折を通し成長していくひと夏の体験記。

2017/08/29

Y2K☮

「作家の二番目の本を待つ」腹の底で一発屋を願う世間の期待を装った悪意。だがサガンはそれらをあっさり賞賛に変えてみせた。幼い外見と熟した中身がアンバランスな魅力を称えるドミニックと人生に倦んだ遊び人リュック。彼らのアバンチュールは「悲しみよ、こんにちは」でセシルがレイモンと親子じゃなかったら、と連想させる。だが一秒ごとに逆の方向へ揺れ、又戻る正確で誠実な心理描写は明らかに読み応えを増している。なぜリュックの妻の名がフランソワーズ? 弱冠21歳でサガンは妻と若い愛人、両方の立場の勝利と敗北を生々しく看破した。

2016/03/05

James Hayashi

悲しみよこんにちはに続く著者の2作目であり、自分にとっても2作目。青春小説であり恋愛を扱ったもの。遊びであるはずの恋が本気になってしまうという心情を描いているが、ちょっと鼻につく様な雰囲気と直情的な感情がフランスっぽい。見知らぬもの同士の男女が隣同士で座りあった映画館で、触られながら暫くそのままというのはおフランスでは普通にあるのだろうか?やけに気になった。

2017/08/17

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