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すばらしい雲 (新潮文庫 サ 2-5)

すばらしい雲 (新潮文庫 サ 2-5)

すばらしい雲 (新潮文庫 サ 2-5)

作家
フランソワーズ・サガン
Francoise Sagan
朝吹登水子
出版社
新潮社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784102118054
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すばらしい雲 (新潮文庫 サ 2-5) / 感想・レビュー

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優希

倦怠感漂う中編といった印象です。壊れた夫婦が痛々しい。相手が絶対であるアランと自分が絶対というジョゼ。この関係からして夫婦関係は破綻しているのが分かりました。夫に対する蔑み、憎しみ、哀れみを持つ日々はジョゼの愛のなさを物語っているようです。ジョゼの複雑な心境を中心にして紡がれた中には惰性的でありエゴイズム的でもある恋愛を感じました。『一年ののち』の後日談ということなので、まだ未読の『一年ののち』も読みたいと思います。

2016/03/12

よっち@疲れ目注意☆彡

ヒロインのジョゼと、彼女の崇拝者で作家のベルナールは群像小説「一年ののち」にも登場しているので、その後日談とも言える。ジョゼは「一年ののち」のさらに後、つまりこの小説ででは美貌のアメリカ人男性と結婚している。実はサガンの2番目の夫がモデルではないかと言われている。しかし、西部劇のヒーローのようだと世間に騒がれた、と解説にあるが、私には単なる金持ちの我が儘で厨2病のボンボンにしか見えない。それはジョゼも同じようなものだ。働く必要がなく人生に倦怠している人達がモデルらしい。そしてジョゼはサガン自身がモデルか?

2016/01/31

SOHSA

《購入本》『一年ののち』に続き読了。全編に漂う緩やかな悲哀と虚無感は、ゆるゆるとどこまでも広がっていく。積み上げては崩し、崩しては積み上げることの繰り返しは、いたずらに時だけを消費していく。まさにそこには流れ去った月日があるだけなのかもしれない。何を欲し、何を求め、何を嫌悪していたのか。ジョゼもアランも、他の人々も。読後、昏い余韻が音もなく漂う。

2017/02/21

martha

ジョゼ三部作第二編。アメリカ人の夫と結婚したジョゼは、夫の嫉妬や妄執に悩んでいる。夫が妻以外に熱中できるもの、絵画をみつけ、ジョゼも一時的には安堵するが、、、。 それでも簡単には別れないのが夫婦というものだろうか。お互いがお互いを傷つけているが、なぜそうしてしまうのか分からないで、同じ過ちを繰り返す。 不思議なのは、ジョゼの描写になんら魅力的なものを感じないのに作中でモテまくること。主人公が魅力的ではない、プロットもないようや小説だけれど、なぜか最後まで読み進めてしまう不思議な魅力のある作品。

2019/10/29

別れようと思っているのに、会ってしまうと別れられない。解放される自由が幸せなものになるとは限らない。関係を続けるのは、解放より不満という安心を選んでしまうからなのだと思う。

2017/10/09

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