読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

町でいちばんの美女 (新潮文庫)

町でいちばんの美女 (新潮文庫)

町でいちばんの美女 (新潮文庫)

作家
チャールズ・ブコウスキー
Charles Bukowski
青野 聰
出版社
新潮社
発売日
1998-05-28
ISBN
9784102129111
amazonで購入する

町でいちばんの美女 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ケイ

もっとハードボイルドな話、もしくはトム・ジョーンズ的なハチャメチャさを期待していたのかもしれない。期待とは違った。どの短編でも、登場人物達はあまりに救いがなく、滅入るような日々を送っている。なのに、ほんとうに堕ちてはいかないのだ。どこかそんな自分をシニカルに見つめながらも、決して生きるのをやめようとしない。読み手のこちらも、あきれながらも愛せずにいられないようなダメな男たちの話に溢れている。

2014/10/22

蘭奢待

なんなんだこの作品は。すごい作家に出会ってしまった。訳も良いのであろう。無頼な雰囲気がよく出ている。通勤電車の中で開くのを躊躇してしまう過激な文章。作者、訳者はしてやったりと小心者の読者を笑っているだろう。

2019/07/30

ずきん

ど正面から、酒、女、セックス、糞、がなんのてらいも気取りもなく下品真っ向勝負で繰り出されてくる。元々のタイトルは『勃起、射精、露出、日常の狂気にまつわるもろもろの物語』ときた。けど、初っぱなの表題作でガッツリ掴まれてしまってもうどうしようもない。鼻を鳴らして「っとにもう、しょうがないね!」と他のも読んでいくんだが、このあけっぴろげの最低最悪の男(ブコウスキー)の愛くるしく切ないことといったら!ヘミングウェイも意識してたらしいけど、ウソでしょ? カッコつけないあんたの方が何百倍もマシさ!

2018/03/27

藤月はな(灯れ松明の火)

最下層の階級で酒とセックス、競馬にのめり込む、ろくでなしで自虐中毒の男共の虚無すら漂う暴力的且つ猥雑な短篇集。前から気になっていたカルト作家。題名と表紙のインパクトもさながら下ネタと暴言と自分よりも弱い立場の人間に対する屑なりの蔑視が働く論理が展開される。しかし、読むとなぜか中毒になったかのように読まずにはいられない。汚物処理の中でなぜか胃袋の中に入れていたメダルなどを見つけるような読み心地。

2013/10/18

Kajitt22

猥褻で暴力的な単語の連打が襲ってくる。底辺に生きる男と女を、これでもかと書きなぐった30の短編。最初の表題作が素晴らしい。それ以降は気分が悪くなる。それでも読ませる。そして、だんだんこのカリフォルニアいちの狂人作家にシンパシーを感じ始める。そんな自分は異常なのではと少し心配になってくる。この人はやることなすことめちゃくちゃだが、心のどこかにある、嘘のない澄んだ青空を感じさせる。

2016/06/15

感想・レビューをもっと見る