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優雅な生活が最高の復讐である (新潮文庫)

優雅な生活が最高の復讐である (新潮文庫)

優雅な生活が最高の復讐である (新潮文庫)

作家
カルヴィン・トムキンズ
Calvin Tomkins
青山南
出版社
新潮社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784102144213
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優雅な生活が最高の復讐である (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ケイ

フィッツジェラルドの「夜はやさし」のモデルとなったマーフィー夫妻へのインタビューにより書かれた。優雅な生活を垣間見ているような読書。お金持ちであるがゆえの退屈はよく描かれているテーマであるが、彼らは恵まれた生活を普通に楽しんだ。彼らに南仏で出会い、魅入られたのがフィッツジェラルド。生まれながらのお金持ちではない彼は、彼らに憧れ、果てには嫉妬し、滅んでいく。反対に夫妻の横でともに楽しんだヘミングウェイやピカソら。大恐慌前のアメリカのお金持ちがなし得たきらびやかな生活と人脈は、今となっては痛々しいほどだ。

2016/03/22

harass

フィッツジェラルド『夜はやさし』で主人公夫婦のモデルになった実在の上流階級夫婦に聞き取りをしたノンフィンション。1920年代のフランスの芸術家文化人との交流など。正直この小説を読んでないのでいまいちピンとこなかった。または簡潔な言葉のスタイルのせいかなのかもしれない。良い題名だが。非常に安く手に入れたがAmazon中古でのプレミア価格に驚く(三千円以上していた)

2016/03/17

どぶねずみ

タイトルはスペインの諺で「誰かを復讐したいと思うくらい憎く感じるなら、そんなヤツのことは忘れて、自分が幸せになる努力をしよう」という意味だ。これはフィッツジェラルドが『夜はやさし』のモデルにしたマーフィ夫妻についての話。華やかな交遊関係や暮らしぶりは今で言うセレブ、1900年代初めの写真が鮮明に残っている。ジェラルド・マーフィは「人生のじぶんでつくりあげた部分しか、ぼくには意味がない」という言葉から伺える、きっとその瞬間を精一杯生きたんだなと。人を恨むのは馬鹿馬鹿しい。自分のことに精一杯時間を使いたい。

2018/06/18

長谷川透

『夜はやさし』の参考文献(『夜は』のダイヴァー夫妻のモデルとされるマーフィ・ジェラルド夫妻が本書の主役である)として手に取ったが、一冊の書物として十分に楽しむことができた。フィッツジェラルドはマーフィ夫妻に憧れていたという。『夜は』の主人公は、当初は著者によって描かれる対象物でしかなかったが、実在する人物への憧憬のせいだろうか、途中からディックに著者自身の姿を投影してしまっている。フィッツジェラルド等が豪華絢爛--そしてそれと隣り合う破滅的な生き方--を送っているせいでマーフィ夫妻の生活は慎ましく見える。

2013/05/22

ichigomonogatari

タイトルに惹かれた。しかし読み進むうちに、これってお金持ちとその取り巻き・・・セレブレティの話ではないの?という気持ちになってしまった。しかも、私はフィッツジェラルドの作品を読んだこともない。あとがきで、拗ねた目でマーフィー夫妻を見ていては彼らの魅力を捕まえられない、とあるが、うーん、捕まえられなかった。しかし、このことわざはやはり素敵だ。お金がなくても優雅な生活しているなー、という人たちはあちこちにいると日々感じる。自分もそうありたいな。

2018/05/03

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