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コクトー詩集 (新潮文庫)

コクトー詩集 (新潮文庫)

コクトー詩集 (新潮文庫)

作家
ジャン・コクトー
Jean Cocteau
堀口大學
出版社
新潮社
発売日
1954-10-22
ISBN
9784102178010
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コクトー詩集 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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マエダ

ちょっと理解しがたいところがある。小説は面白かったが詩は難しい。

2016/08/22

めがねまる

コクトーの詩は、最初のセンテンスを忘れても、最後の鮮烈なヴィジョンで蘇らせる。必ず一つは、ハッと現実に引き戻す言葉がある。星の中に、女の胸に、ラジウムや学習机が顔を出す。青いインキが溢れる幻視が感傷を覆い尽くす。不思議と感傷的でなく、言葉の美しさに映像の美しさが伴う。映画に進出したのも納得のいくこと。あとがきは1953年堀口大學による詳細なプロフィール。ここだけ時が止まり、今も詩人が生きてるように思わせる。私は小説に疲れた時詩を読むが、実は読んだ端から忘れてしまう。それでも何かが残る詩が、コクトーだった。

2017/01/29

ロビン

小説『恐るべき子供たち』をはじめ、ピカソに認められたという絵画、バレエ台本、映画製作など多彩な才能を発揮して活躍したジャン・コクトーの詩集。19世紀後半から20世紀半ばまでの困難な時期のフランスを生きたとは思えないほど(第一次大戦では志願して傷病兵後送部隊に加入)、いかにもパリ育ちという感じのする軽妙洒脱でウィットに富んだ詩の数々を残している。恋人を歌っても、相手に入れ込んで情熱的に讃えたりつれなさを恨んだりということはなく、常に軽口をたたいてからかっているような調子であり、実際結婚はしていないようだ。

2020/11/21

もちまる

コクトーがその時感じたことがとても伝わる。女性に関する詩が多いのかな?

2019/08/08

S.Mori

コクトーは「私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ」の印象が強くて、短詩を書く詩人という印象がありました。しかし本書の中には読み応えのある長詩も収録されています。そんな詩を読むと、この詩人が人生を真摯に受け止めて、芸術の本質と生の意味について考えていたことが分かりました。40ページ程度の「平調曲」がまさにそんな詩で、軽やかに言葉を使いながら芸術家として生きる難しさを述べ、近づいてくる死を意識しつつ、自分にはこの道しかないと結論を出します。最後の1行の苦さが心に突き刺さりました。

2020/07/16

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