KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス (新潮文庫 オ 9-2)

スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス (新潮文庫 オ 9-2)

スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス (新潮文庫 オ 9-2)

作家
ポール・オースター
Paul Auster
柴田元幸
出版社
新潮社
発売日
1995-08-01
ISBN
9784102451021
amazonで購入する

スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス (新潮文庫 オ 9-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

nobi

映画SMOKEの俳優の表情とか声音、カメラワーク、音楽の印象強すぎて、この脚本で新たな見方ができた訳ではなかった。それにしても小説と違う、という今更ながらの発見。“表情には、不安と、決意と、気後れとがごっちゃに混じっている”て表現など役者にイメージを伝えようとする脚本ならでは。メイキングも興味津々。監督ウェイン・ワンがNYタイムズのクリスマス特集でオースターの作品に出会い二人が意気投合して映画作りへ、という経緯自体、映画のよう。オーギー・レンが映画では11分ノーカットで語るクリスマス・ストーリーが泣ける。

2018/11/10

シッダ@涅槃

この清濁問わず合わせ飲んで肯定する感じがたまらない!『ブルー・イン・ザ・フェイス』は20年以上も前に観た映画だから、さすがに各シーンが蘇る、みたいなことはないけども。近いうち『スモーク』『ブルー~』DVDで観たいな。ブルックリンに栄えあれ!あと、ポール・ベンジャミンというキャラクターを得たことでポール・オースターに親近感が湧いたかもしれない(オースターは「全然違う」と言っているが)。

2017/11/13

hakootoko

ヴィニー 煙草なんか吸ってるとこ見つかったら、壁の前に立たされて射殺されるんだよな。 オーギー (うなずいて)今日は煙草、明日はセックス。もう三、四年もしたら、知らない人間に向かってにっこりするのも違法になるぜ。

2016/01/17

興味深い試み。ポール・オースターがクリスマス用に新聞に寄稿した短編を元に構想を膨らました映画脚本とその短編から成る『スモーク編』。これがこうなるのか!と、物語の膨らまし方が面白い。『ブルー・イン・ザ・フェイス編』は、時間が無かったのでプレ脚本をバババッと書いて後は演者と運任せにするという即興演劇的映画の、そのプレ脚本と脚本(というより出来た映像からの書き起こし?)。読んでいて明らかにブルー(略)の方が映画を見たくなる。誰も予想してない事ばかり起きてたみたいなので!だから脚本部分は未読。映画見てから読む。

2013/07/12

志波昌明

映画「スモーク」の台本と原作の「オーギーレンのクリスマスストーリー」、「ブルーインザフェイス」の台本と役者のためのノート。原作と台本、映画の違いや演出の意図を知ることができて面白かった。原作の短編から映画に世界が広がり、ブルックリンに住む人々の息遣いや街のにおいが感じられ、映画「スモーク」がさらに好きになりました。

2017/04/29

感想・レビューをもっと見る