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建築家安藤忠雄

建築家安藤忠雄

建築家安藤忠雄

作家
安藤忠雄
出版社
新潮社
発売日
2008-10-25
ISBN
9784103090519
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建築家安藤忠雄 / 感想・レビュー

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Tomoichi

20年前、まだ長い学生をやっていた頃に安藤忠雄の講演を聴いたことがある。漫談のようで面白かった記憶がある。同時期に槇文彦の英語での講演を聴いた。東大自慢のクソ面白くもない最低な代物だった。独学建築家と学閥建築家。先日のあの件でも両者がニュースに出ていた。安藤の作品に対して好き嫌いはあると思う。しかし建築家の自伝で読む価値のあるの安藤忠雄と思う。作品集としても楽しめる作品です。

2015/11/06

小木ハム

再読。写真を豊富に使われており分厚さの割にはすぐ読み終わる。社会に対する光と影、自然と人工物の調和、危険をすべて排除する教育への反論、というところで共感する部分は多かった。世間は光の当たってるものばかりチヤホヤして影の部分は見ないフリ、都心部は馬鹿のひとつ覚えみたいに背の高さを競い合ってニョキニョキ建つビルに溢れてるし、ガラスにぶつかるのはガラスのせいなのか?って本当それ。危険な存在も含めて″自然″なのに、それを排除しちゃったら″不自然″だよ。不自然の中で育った人間は、自然に適応できない。推して知るべし。

2017/06/08

アキ

安藤忠雄展で実物の「光の教会」を見た。なんて簡潔で無駄なものがない、そぎ落とされた美しさなんだろうと感動した。禅に通じる気がした。渋谷の「卵」の地下駅や表参道ヒルズなど東京にも多くの安藤作品がある。また、こどものための建築で、あえて目的のないほったらかしの空間を作るという発想がいい。いずれの建築も、人間の歴史を刻んだ都市と自然との共生を考える、逆転の発想が斬新的!今年は、直島の自然光だけの地中美術館に行ってみたい。表紙の写真は、荒木経惟撮影。光と影。これこそ安藤忠雄の人生と精神と建築を端的にあらわす1枚。

2018/01/07

あび

人が最も輝く瞬間は、日の目を見ている時でなく、目標に向かって闇の中を走り続けている時であるという話には心を打たれた。

2015/09/28

aisu

反自然の代表みたいなコンクリート打ちっ放し建築なのに不思議と自然に溶け込んでいるのは緻密な計算ゆえとわかった。コンクリートと言えば廃墟のイメージ持っちゃうが、メンテにも力を入れてるそうだ。ゲリラ戦法、引き際、熟成・・・。「人生に「光」を求めるなら、まず目の前の苦しい現実という「影」をしっかり見据え、それを乗り越えるべく、勇気を持って進んでいくことだ。」子供に影を見せず蓋をして、危険から遠ざけるだけではうまく育たないねえ・・・。

2013/06/11

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