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明恵上人

明恵上人

明恵上人

作家
白洲正子
出版社
新潮社
発売日
1999-11-20
ISBN
9784103107132
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明恵上人 / 感想・レビュー

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ルアット

2,3年前、高山寺に一人で行った。これといったシンボル的な建築物もとくになかったので、ただ山の中を散策しているような感じだった。京都のメジャーなお寺とは、かなり趣が違ってとても印象的だった。おまけにけっこう朝早かったこともあり、人も少なかったので、、しんみりとしていた。この随筆を読んでいたら、当時の風景の記憶が蘇ってきた。いい所だったので、もう一度行ってみたい。

2015/05/13

amanon

古文からの引用が多いためわかりにくいところもあったが、明恵上人の魅力は多少なりとも理解できたような気がする。巻末での河合隼雄との対談でも触れているとおり、アシジの聖フランシスコを思わせるところも多々あるが、明恵上人の凄いところは、深い学識を持ちながらも、子供のような素朴さを兼ね備えていたところだと思った。また、印象的だったのは時の執権北条泰時との交流。時の権力者がその立場を超えて、明恵のような人と深い交わりを持ったというエピソードに、現代の政治家にはない誠実さを感じる。今の政治家も見習って欲しいところ。

2012/07/31

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