私の百人一首
私の百人一首 / 感想・レビュー
てふてふ
真面目に読んだら思いのほか時間かかりました。ちょっと難しかった。定家は、作者達の人間関係や立場まで考えて百首選び並べているということ。「むべなるかな」です。背景を知ると、今まで心に留まらなかった歌にしみじみあはれを感じたりします。白洲さんが好き嫌いなんかをはっきり言っていて、一歩引いてしまうのと気持ち良いのとの中間くらい(笑)。 心きゅっとなる歌には、人生豊になるなぁと思います。「朽ちもせぬその名ばかりを留めおきて枯野のすすき形見にぞ見る」
2013/07/13
M
百人一首の竜田川は、今の大和川なんですって!知らなかった… 次から、趣を感じながら橋を渡ろう。
2014/10/19
molsci
私も中高時代に百人一首を覚えたが、文法上の解釈と現代語訳のみに着目し、歌そのものを鑑賞することはなかった。著者は専門家ではないが、自分なりの解釈をしていることからも、百人一首に深く親しみ血肉になっていることがうかがえた。このように素直に歌を味わい、趣を感じることが出来るのは素敵なことだと思う。
2011/06/16
小倉あずき
きなこに『ちはやふる』の百人一首読本を買ってあげたら同書から引用している記述が多数あり、思わず自分用に愛蔵版をポチってしまった。 本の構成としては文庫本は絵札の後にエッセイという構成のため一首一首を堪能できるが、愛蔵版は巻頭に絵札を全部フルカラーで載せているため本文に区切りがなく、余韻を味わうことなく次の歌に進んでしまう(だって面白いからどんどん読みたくなっちゃうんだもん)のが難点だ。本としては文庫本がいいけど愛蔵版のフルカラー絵札もよいのでつまりは両方買った方がいい。商売上手だなぁ、新潮社。
きなこ
著者のこの仕事、定家が喜んでいる。
2019/06/04
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- 出版社
- 左右社
- 発売日
- 2019-11-01
- ISBN
- 9784865282511