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深夜特急 (第1便)

深夜特急 (第1便)

深夜特急 (第1便)

作家
沢木耕太郎
出版社
新潮社
発売日
1986-05-01
ISBN
9784103275053
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深夜特急 (第1便) / 感想・レビュー

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サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

デリーからロンドンまで、2万キロの道のりを乗合いバスで旅してやろう!沢木さんの若い頃の旅行記。あり金をかき集め、旅に出たものの、途中立ち寄った香港では、黄金宮殿という奇妙な宿に放り込まれ、街の熱気に酔い痴れて思わぬ長居をしてしまう。次いで訪れたマカオでは、「大小」というサイコロ博奕に取り憑かれ有り金を失いそうになる羽目に・・・。学生の頃夢中で読みました。バッグパッカーにはバイブルのような本だと思います。特にこの1巻が好きです。自分もこんな旅行に憧れたけど、ここまではできなかったなあ。★★★★★

なにょう

香港〜バンコク〜マレー半島〜シンガポール。バンコク〜シンガポールでなんとなく楽しめない沢木さん。何故?★今ならネットでなんでも調べられるけど、ほぼ下調べ無しで未知なる都市に飛び込んで行く。26歳、お金を稼いで世の中の事をなんとなく把握し始めた頃。★マカオのカジノのシーンは始めは読み飛ばそうと思ったけど、結局読めた。そしてその辺りが一番、沢木さんらしいと思ったね。観察力の凄いところとかね。

2017/05/24

わたなべよしお

 ほかの本も読んでいるのに、懐かしいな、とちょっと手に取ってしまって結局、読み続けてしまった。学生時代、初めて読んだ時ほどの興奮、感動はないが、今でも十分読める。ただ、今から30年位前?、1980年代前半の旅なので、特に第一便で描かれたような香港はもう存在しないのではないか、と感じてしまう点で読みながら感じる「ここへ行きたい」というような感覚が薄らいでしまうのではないだろうか。

2022/10/06

Kaz

本書は若者にとって、旅のバイブルといってよい。大学時代に1度手を出したが、途中で挫折して終わった。この年になって再び手を出したということは、やはり、私は旅が好きなのであろう。香港と深圳は出張で訪れたことがあるが、香港は中国に返還された後。本書の時代はまだイギリス領であった時代。30年の時の流れを感じてしまうが、この街の熱気は変わらない。次回は澳門もセットで訪れるべきだな。

2022/09/19

やまこ

仕事の出張を含め色んな所へ行った中で一番面白かったのは、二回程しか会っていない台湾人のお家に行く為に英語の苦手な私がバスを乗り継いで台中まで行った時である。やっぱり現地の人に助けられたり騙されそうになったりしたけどいい思い出。何年か前に読んでたら今頃触発されてマレーシアの村にいたかも(笑)そういう意味で全うに生きようとする人には良い意味で?読むのが危険。とにかく、その旅の続きを私が自分で作ってやる!なんて気にならないうちに、もういい年なんだからと言い聞かせつつ第二便を読もうと思う。

2016/10/15

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