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さざなみの国

さざなみの国

さざなみの国

作家
勝山海百合
出版社
新潮社
発売日
2011-11-22
ISBN
9784103314417
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さざなみの国 / 感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

寄せては返し、又寄せては返すさざなみのごとく、つかみどころのない物語。時がたてば、も一度足に波は触れるけれど、その波はさっきと同じ波なのかと言うと、きっと違う。でも大きな海と言う意味では同じもののようにも思える。輪廻転生、繰り返す、人の流れ、時代の流れ。小さな波のような彼の生涯が、人の心に立てた波風は、時代に立てる波風がどうなるのか、まだ誰にもわからない。唯一つ言えたのは、彼を愛した人にとってこの結末はあまりに悲しい物であったと言うこと。

2012/03/05

BlueBerry

これは酷かった。お姫様が自分が生き長らえるために純朴な家来を殺して食べるという話が人気が出るわけがない(笑。福島の原発事故を意識してのファンタジーノベル大賞受賞だろうけれど選者も新潮社も愚かとしか言い様がないですね(笑。大地震関連なら何でもありというのも如何なものかと思います・・・。

2014/02/26

ミーコ

ファンタジーノベル大賞受賞作品と書いて有ったので読んでみました。前半は面白かったのですが、後半で失速… 桑折が何とも可哀想でした。盛り上がりもなく 終わってしまった様で 残念でした。

2015/09/30

キキハル

ファンタジーノベル大賞受賞作。淡々と話が進みあっさりと終ってしまった。中華風なのだがふわふわと捉えどころのない作品に仕上がっている。湖のほとりの村が滅び、さざなみは父を頼って町に出ていく。剣舞の使い手の桑折と、柑橘姫。さざなみはその稀有な体質ゆえに翻弄されてしまい・・・。品よくまとまっているがもう少しさざなみに気骨が欲しかった。面白い題材と発想を活かしきれなかったのが惜しい。湖の漣も時には大きな波を立てることもあるだろう。無条件で異世界へ攫ってくれるような、心わくわくするファンタジーをぜひ期待したい。

2012/01/03

カピバラ

中国の昔話にありそうなお話。柑橘姫とさざなみの関係が切なかった。さざなみの献身っぷりたらもぅ。奥さんが可哀想だよ、さざなみさん。

2014/07/27

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