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かけらのかたち

かけらのかたち

かけらのかたち

作家
深沢潮
出版社
新潮社
発売日
2018-11-22
ISBN
9784103335436
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「かけらのかたち」のおすすめレビュー

見栄や嫉妬が渦巻くSNSで繫がるアラフォー男女。欲望の先に見つけた生き方とは…?

『かけらのかたち』(深沢潮/新潮社)

 誰かをうらやんでも意味がないし、虚しくなるだけ……。わかったつもりでいても、他人のSNSを見て、心がザワザワしたことはないだろうか?

 特に、なまじっか面識のある同級生のフェイスブックを見てしまった時の衝撃は大きい。結婚した、昇進した、子供が産まれた……。自身とのあまりの違いに落ち込み、深いため息をついたことは、私は一度や二度ではない。

 では、落ち込んだその先、一体どのように自分の人生を歩んでいけば良いのだろう――。

 深沢潮の『かけらのかたち』(新潮社)は、大学時代、テニスサークルに所属していた40代半ばの男女と、その関係者たちを描いた連作短編集だ。

 家族ぐるみで20年以上付き合い、毎年鍋パーティーを開催する彼らは、フェイスブックでも繋がっている。そこは、投稿する者もしない者も含め、見栄や嫉妬、憧れや自己顕示欲が入り混じる、一見すると地獄のような場所なのだが、彼らの内情は実に様々であった。

 例えば、第一話「マドンナとガガ」に登場するのは、40代半ばのバツイチ・健介と結婚した梨奈。彼女は健介の20歳年下だが、勤…

2018/12/31

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かけらのかたち / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

おしゃべりメガネ

読メのレビューで気になり手にとった作品で、たいした予備知識もないまま読み始めましたが、読み進めていくうちに「もしや?」と思ったら、やっぱり'R18文学賞'作家さんでした。大学のテニスサークル時代の仲間とのつながりが四十〜五十代になっても続いている様々な大人の物語です。本作のキーはフェイスブックで、改めてSNSの効果というか威力みたいなモノの恐ろしさを感じました。更には女性特有のそれぞれを見定める目線に含まれる嫉妬、妬みなどはなかなかキツいモノがありますね。人の幸せなんて、ホント人それぞれのカタチですよね。

2019/08/03

ままこ 🎃

何だか満たされない人達の見栄や欲望が渦巻く連作短編集。『マドンナとガガ』イラッとする優子の上から目線。最後の莉奈の大人な反撃にスカッと。印象に残ったのが『ミ・キュイ』「女の始末」をちょうど気にする年齢だけど私も生焼け状態かも。杉坂が参加してる読書会は面白そうで参加してみたいな。「自分がどうありたいか」それぞれ迷い葛藤しながらどうしたいかを自分で選び取る。選び取ってからもまた惑う。ヒリヒリとした展開の中に本音を覗き見れる面白い作品だった。

2019/02/28

ででんでん

人は周囲と関わって暮らしているから、他人と自分を比べて一喜一憂するのはしかたがないのかも。子どもの頃は子どもなりに、成長したらしたで、比べる範囲は増えていくばかりで。進学は?就職は?恋人は?結婚は?子どもは?経済状態は?センスは?スタイルは?顔は?…エンドレス。 せめてその基準は自分の価値観に拠るものでありたい。「あたしの人生も、自分で決めたい」と、安奈が言うように。決して誰かの価値観に巻き込まれたものではないように。さまざまな視点から鋭く見つめられた、とてもおもしろい1冊。

2018/12/18

miww

自己顕示欲や妬み、優越感、劣等感。40年も生きている女が集まると、なにかとめんどくさい感情に支配されたりする。その一言がカチンとくるのよ、みたいな女性の気持ちを表現するのが上手い作家さんで、なんだか面白かった。「ミ・キュイ」の杉坂さんの源氏物語の「女としての始末の付け方」について語る読書会は素敵だったなぁ。「源氏物語の時代も、いまも、人からどう見られたいかではなく、自分がどうありたいか、その美意識につきるのかもしれない。特に五十、六十と年齢がいってからは‥」激しく同意。

2019/01/15

うどん

優子さん、ス..ス...(゚Д゚(゚Д゚)スゲー!!! ドロドロで面白かったです!

2019/06/24

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