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エロスでよみとく万葉集 えろまん

エロスでよみとく万葉集 えろまん

エロスでよみとく万葉集 えろまん

作家
大塚ひかり
出版社
新潮社
発売日
2019-08-21
ISBN
9784103350934
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ジャンル

エロスでよみとく万葉集 えろまん / 感想・レビュー

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keith

万葉集をエロく翻訳してイジってます。古代は今と比べて性もフリーだったようです。万葉集なんて大体が好きよ、逢いたい、待ってるわ、なんて夜のお店でおネーチャンがよく言うような歌が多いですからね。それでも万葉集に興味を持つとっかかりになりそうです。

2020/02/24

ステビア

歌の現代語訳がわかりやすくてよかった(小並感)

2020/12/13

はるわか

天の川相向き立ちて我が恋ひし君来ますなり紐解き設けな(天の川に向き合って立ち、私が恋し続けたあの方が来る。パンツを脱いで待っていよう)。性愛を重視する日本の国柄。日本では好色がほめことばに。森羅万象にエロを見る。万葉集のエロの秘密は母にある。子(特に娘)の結婚の決定権を持つ母。古代、性=政だった。古事記、日本書記は誰がどの一族の女と結婚し、どの女からどんな子が生まれたの連続。古代、高い女性の地位。

2020/04/05

loanmeadime

”ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜”、という桂信子の句にドキッとしたことがありますが、万葉人はゆるやかどころではなく、”人の見る 上は結びて 人の見ぬ 下紐開けて 恋ふる日そ 多き”、と著者の訳ではパンツ脱いで待っている、となるそうで、母系社会のおおらかさが万葉集には満載だそうです。永井路子さんとか恋愛を中心にした著作は二三読んだことがありますが、セックスを中心にした万葉集の話は初めてで、とても面白かったです。源氏物語と対比させているのも興味深かった。

2020/04/27

吉野ヶ里

下品な本を読もうと思って手に取ったら、しっかりした研究者のちゃんとした万葉集入門だった。読み終わったら捨てる予定だったが、面白かったため本棚に移行。上代日本の性道徳の寛容さは、女系的社会であったこと(財産が母から娘に継承されていくこと)が原因であるという考察や、万葉集を中心とした関連書の結びつきなど、古文への導入として参考になる上、語り口が適度に軽妙で読んでいて堅苦しくない。とりあえず、『催馬楽』と『万葉集』買ってこようと思いました。

2020/06/19

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