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愛しのシャロン

愛しのシャロン

愛しのシャロン

作家
前川裕
出版社
新潮社
発売日
2020-08-19
ISBN
9784103351948
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ジャンル

愛しのシャロン / 感想・レビュー

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納間田 圭

罪を償って帰ったとたん死んだ息子を…家の中に隠す哀れな母親。負の解釈をしてしまう… 男に攫われ5年間も監禁された少女のトラウマ。”シャロン”という名前を呼ぶ声が…谺(こだま)のように不気味に響く。理解できない理屈。池袋の安アパートでシェア生活する…事情ある3人の若い女。それは…新宿の男装ホストクラブで金持ち女性客の相手するY。そして…西K口の○ープランドで売れっ子のM。あとは…国立大卒だが堕落し○ンサロで日銭を稼ぐ…クール女子R。人の不幸を見たくないという心理と、不幸な人を見ていたいという心理が交差する

2023/11/15

モルク

男装ホストクラブに勤務する主人公百合。百合は12歳から5年間少女性愛趣味の変質者に拉致監禁されていた過去をもつ。その男が仮出所するという事実を知った後、百合のまわりでは不穏なことが次々と起こる。ルームメイトであり母親の借金でソープ嬢をしている真優の失踪、男と百合しか知らないテディベア、無言電話…そんなとき親身になってくれる男性が現れる。しかも警察官。心も身体も許した彼は…。犯人は途中で予測はつくが、動機には無理があり少し残念。。でも、切断した首を小学校のプールに投げ込むのはいかんよ!

2021/04/04

ちーたん

★★★☆☆私の名前は百合。13年前の夏、小学生だった私は男に拉致られ5年も監禁され恥辱の生地獄を味わった…。今は大人になり、男装クラブに勤めてる。母親の多額の借金でソープ嬢をしてる真優とホスト狂いの累は私のルームメイト。ある日刑事が訪れ、あの忌まわしい男が仮出所する事を告げられる。その前後から私の周りで不気味な出来事が起こり…◆読了後、ただただ脱力。サイコキラーの考えなんて常人にはわからないものだろうが全くもって理解し難く動機不明。百合の今後が幸ある未来である事を願うばかり。

2021/02/10

★Masako★

★★★✰︎ 久しぶりの前川さん♪ 10歳の時に誘拐され5年もの間監禁された過去を持つ吉井百合。23歳の今は、夜は男装クラブでホストのアルバイトをしながら暮らしているが、誘拐犯が仮釈放されてから百合の周りで不審な出来事が起こり始める。やがてルームメイトも殺されて…犯人は誘拐犯なのか? 登場人物のほとんどが怪しく、監禁された頃の回想シーンも含め終始気持ち悪さ・不気味さがつきまとう。面白くは読めたが、犯人にそれほど意外性はなく動機にもちょっと無理があった気がする。【図書館本】

2020/12/08

ゆみねこ

過去に犯罪被害者になった百合に告げられた加害者の仮釈放。百合の身辺に忍び寄る不穏な出来事。被害者を追い詰めて何が面白いのか、犯人の行動が気持ち悪すぎる。百合の周辺の人物も不審な人ばかりで読みながらザワザワ感が止まらず。犯人は途中で気づいたけれど、動機が少し分かりにくかったかも。前川さんの本は体調の良いときに読むことをオススメ。

2020/12/12

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