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メタモルフォシス

メタモルフォシス

メタモルフォシス

作家
羽田圭介
出版社
新潮社
発売日
2014-07-31
ISBN
9784103361114
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メタモルフォシス / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

いやぁ〜、かなりキョーレツな作品でした。とにかくSとMの世界をこれでもかとたたみこんでくる作風は、ちょっと他には記憶にないですね。2話収められていますが、それぞれの話での主人公のマゾヒズムっぷりが、ハンパないです。読んでいて何度も本を閉じそうになるくらい、なかなか描写がヘヴィです。作者さんも取材とか本当に大変だっただろうなぁと思えてしまうぐらい、リアルな描写でした。とても万人にはオススメできそうもない作品なので、本当に勇気?のある方にチャレンジしていただけたらと思います。表題作が特にしんどかったかなと。

2018/12/16

ケイ

内容を知らずに読み始めたので、最初の数十ページはこれがどこかにつながるのかと真剣に読んでいたら、気持ち悪くなってきた。文字通り、気分が悪くなった。SMの描写が酷すぎて、途中からそのあたりを流し読みにした。そのせいか、結局なにがいいたいのか分からないまま読了。SM描写が苦手な方は、読まない方がいいと思います。

2015/09/08

優希

かなりディープなSMの世界が描かれていました。かなり衝撃的でありながら、究極の奴隷になれたときに得られる快楽が伝わってきました。マゾヒズムをさらけ出し、その世界に耽溺する姿はまるで禁断の果実をかじったようでした。性欲を超えた被虐の果てのグロテスクさの裏には自分の欲望を満たそうと必死でもがく姿が透けて見えます。エロティックなマゾヒズムを赤裸々に描いているので、禁じられた純文学という感じでした。

2015/10/03

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

中編二作を収録。 帯には 「マゾヒズムの快楽に耽溺せずにはいられない 男たちを描く」とある。 芥川賞候補作の『メタモルフォシス』評価☆1.5 「トーキョーの調教」評価☆4.0

2021/04/11

巨峰

「メタモルフォルシス」マゾをこじらせすぎた男の話。とことん振り切った感じ。振り切りすぎて僕でさえ読むのが辛かった。(冒頭のハローキティだかミッキーだかの刺青をした奴隷の話は、昔聞いたことがある。あの界隈の都市伝説。)それにしてもこんな性奴隷はいらんわー。与える側の想定の範囲外のことを勝手にして危機におちいってるのだもの。「トーキョーの調教」はマゾに入りかけた男子アナウンサーの話。これは面白かった。表の顔と裏の顔、与える者と与えられる者がつんぐほぐれつに入れ替わってスリルがあった。(コメントに続く)

2015/08/11

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