KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ザ・ロイヤルファミリー

ザ・ロイヤルファミリー

ザ・ロイヤルファミリー

作家
早見和真
出版社
新潮社
発売日
2019-10-30
ISBN
9784103361527
amazonで購入する

ジャンル

ザ・ロイヤルファミリー / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

山本周五郎賞受賞作ということで読みました。早見 和真、3作目です。元華族等の上流階級の物語かと思いきや、ロイヤルシリーズの馬主家族の物語でした。読み応えのある秀作ですが、宮本輝の傑作サラブレッド小説『優駿』には及びませんでした。

2020/10/17

kou

競馬には詳しくなく、興味も無かったが、面白かった!ホントに面白かった!!一つの夢に向かって、情熱を注ぐ人々が、尊く何度も何度も胸に熱いものが込み上げてきた。「馬ではなく、人にかける」山王社長の信念が、このいくつものドラマと奇跡を生み出してきたんだと思う。特に第1部の最後の「有馬記念」は読んでいて、興奮のあまり座っていられなかった。こういう本を読むと生きる活力になる。また読みたい。

2020/05/25

しんたろー

有名馬主に仕えた秘書の目線で語られる10年以上の物語は、競馬界の内情を丁寧に描いていて(40年来の競馬バカには知っていることも多いが)興味ない人にも判り易く親しめるようになっているのが嬉しい。しかも、単なる業界ものではなく、父と息子の難しい関係を馬たちの成長や戦績に関連付けて展開しているのが巧い。緊迫感あるレースシーンと素敵な家族ドラマが融合しているのも好感。競馬はギャンブルで人を不幸にする要素もあるが、継承される血と精神は大きな魅力でありロマンなので、夢のある作品にしてくれてファンとして感謝したい佳作。

2020/04/27

いつでも母さん

面白かった。馬券は買ったことはないけれどG1は毎回楽しみに見ている。馬産地・牧場にも行った事がある。サラブレッドあの細い脚で駆け抜ける姿は美しい。タイトルから競馬の話だとは思わなかったが、沢山の競走馬の中でほんの数年活躍する競走馬にかける全ての関係者の熱い思いとその馬たちの生涯と継承を熱く読んだ。個性的な馬主の秘書・栗須を通して時に牧場で、時に調教師のそばで、時に競馬場の馬主席で、時に複雑な家族の間に入って。競馬・・数分のレースに深くて熱いそれぞれの思いを乗せて「ロイヤルファミリーよ、行けー!」

2019/11/21

nobby

いやもう終始ニヤニヤしながらワクワクして喜んで溜め息もらし、最後は泣かされた…かれこれ30年近く前にダビスタやウイニングポストで擬似馬主Lifeに没頭した身としては、血統に調教にGⅠローテにとすっかり競馬の復習と相成って、思い出すのはスキップフロア✕ノーアテンションの奇跡(笑)人馬ともに血筋や由縁が重なり結成されるチームがクラッシックよりも有馬記念制覇に絞り進むのが斬新かつ魅惑的!二世代に渡る競走馬の栄光の挫折と期待とロマン加減が憎たらしいほどに絶妙!いつのまにか皆の夢はすっかりロイヤルファミリーだもの♬

2020/02/25

感想・レビューをもっと見る