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夏の騎士

夏の騎士

夏の騎士

作家
百田尚樹
出版社
新潮社
発売日
2019-07-18
ISBN
9784103364146
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夏の騎士 / 感想・レビュー

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starbro

百田 尚樹は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。著者版、少年時代、スタンド・バイ・ミー、青春小説の佳作でした。少し出来過ぎ感はありますが、多少私小説入っているのでしょうか?久々すんなり心に沁みこむ物語です。ところで著者の小説引退宣言は、本当でしょうか?

2019/08/02

zero1

発言ではお騒がせの百田が小学生トリオの夏を描く。舞台は昭和の終わりの関西。騎士団(後述)を結成した3人は、模擬試験やミュージカルに挑む。臆病な主人公に吃音とデブというのはお約束?基地を作り殺人事件も追う。口が悪い【おとこおんな】壬生がキーマン。軽くて粗いが楽しんで読めた。事実をベースにしたと思われるが、どこまでが本当?【和製スタンド・バイ・ミー】という触れ込みは信じていい。明らかにキングとは格が違うけど。百田の引退は撤回?

2020/03/26

ウッディ

さえない小6の男子3人組は、秘密基地で騎士団を結成し、クラスの美少女を護るという忠誠を誓う。殺人事件の犯人捜し、模擬試験を受けてほしいというレディからの指令、そしてクラスの嫌われ者と思われていた女子・壬生とともに主演することになった文化祭のミュージカルを経て、人の内面を見ること、努力することの尊さを学んでいく。自分達をバカにしていたクラスメイトを見返す爽快感、3人の小さくて偉大な勇気、少しずつ大きくなる壬生への恋心、映画スタンドバイミーを見た後のような甘酸っぱい読後感に溢れました。とっても面白かったです。

2020/02/21

bunmei

今までの百田作品とは趣が変わり、スタンド・バイ・ミー風な、小学6年の男子3人が主人公。子供から大人への思春期を前にしても、女子の成長に比べれば幼くて、それでいて背伸びしたい男子。勉強はからっきしダメで、秘密基地作りに夢中になっていた3人が、憧れのマドンナのための騎士団を結成する。そんな3人が体験する、模試に向けての勉強や学芸会の練習、1年前の少女殺人事件の犯人捜し、そして初恋・・・。様々な出来事を通して、3人の小学校生活最後の夏が駆け抜けていきます。今までの自分の殻を破り、成長する男子の夏物語です。

2019/09/02

Yunemo

著者作としては純粋感あふれる回想記とでも言えるジャンル。そういえば、あの夏、自身はどう過ごしていたんだろうね。つい自身の同時期の想いが呼びおこされます、秘密基地らしきもの作ったような覚えもあって。落ちこぼれという範疇で3人を括りますが、決してそんなことはない、一般的な平凡さじゃないのかな。貧困、家庭環境でのいじめ、これって今でもあり。でも今と比べて強いな、と想うのは自分だけかも。一面友情論であり、今やるべきことをやって、達成感を味わう、これも本能的に。勇気をもって一歩、これが出来てたらなぁ。       

2019/09/01

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