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うらやましい人生

うらやましい人生

うらやましい人生

作家
ミッツ・マングローブ
下村しのぶ
出版社
新潮社
発売日
2015-04-10
ISBN
9784103392514
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うらやましい人生 / 感想・レビュー

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スパシーバ@日日是決戦

{2015年} 「私は男として男性が好きで女装好きな同性愛者」。「最初の物質的な女装スイッチは、玄関にあった母親や祖母のハイヒールだった」。「初めて外見的に女装をしたのは高校1年生の時」。20代を迎え「一般ゲイ」として新宿2丁目デビュー。慶應義塾大学卒、ロンドンに留学経験あり、2009年頃からテレビで人気者に。2011年にはCDデビュー。徳光和夫氏の甥。同性愛者に対する差別や偏見は根強く、同姓婚を認めている国もごく僅か。性別って何だろう?と考えさせられました。 

2016/01/25

きさらぎ

旅のお供にサラッと読めると思ったのだが、なかなか重いエッセイだった。ミッツさんというと”ブルジョワ家庭に生まれ育ったインテリ”というイメージ。だからなのか、エッセイなのにすごく観念的で、私には難しかった。幼い頃から”普通の男の子”に憧れ、目立たないように生きていたかったのに、体が大きかったせいで嫌が応にも注目を集めてしまうという皮肉…でもこのご両親のお陰で救われた部分は大きいと思う。お母様がかなりユニークな方で、そのエピソード部分だけが笑える。センスの良さもお母様譲りですね。

2016/02/29

おかむら

ミッツさんの自叙伝。ゲイの中の女装の位置づけがよくわかる。少年時代の話が、特にロンドン日本人学校時代が面白かったなー。お父さんが伊勢丹、お母さんが博報堂なのでかなりハイセンスな家庭に育った感。水筒のエピソードとか楽しい。

2015/09/03

壱萬弐仟縁

徳光修平(16頁)。彼のお母さまは59頁におられるように大変おきれいな方ですね。成績はトップレベルで、ピアノも上手。背も高い。口も達者。男女ともそれなりの関係を築ける(73頁~)。なかなか人気者な感じがするが。無事慶應卒の肩書は手に入れたという(118頁)。私も37歳の年に卒業したが、遅かったようだね。使える切り札ではないようだから。オールナイトニッポンゴールドでお出になっていた時期がある。その時は気ままにお話になっていたと思われる。おかま人生を全うしてください。

2016/01/15

MATHILDA&LEON

頭の良さと美しい所作が印象的な彼女。“女装家”という肩書きを不思議に思っていたが、こうこうこういう意味で、私はどんな人間なのですよ、と実に分かりやすく書いてあって、ようやく腑に落ちた。文章に美しさと物哀しさが滲み出ており、彼女の人柄がうかがえる。

2015/08/14

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