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謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉

謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉

謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉

作家
高野秀行
出版社
新潮社
発売日
2016-04-27
ISBN
9784103400714
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謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉 / 感想・レビュー

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ゆいまある

壮大な納豆ルポ。煮た大豆を枯草菌で発酵させた糸引き納豆は、日本から3千キロ離れたタイ、ビルマ、ネパールの山岳地帯にも存在する。イチジクでもシダでもバナナの葉でも納豆は作れる。大豆は痩せた土地でも育ち、肉魚他の調味料の少ない貧しい山奥では貴重な蛋白源であり調味料。日本では秋田県南部などで発生したと考えられるが、冬は葉の確保が難しい為に稲藁が使われたと考えられる。納豆に代わる蛋白質がある地域では廃れる。味噌すら食べない大阪で根付かなかったのはそんな理由では。膨大な地域と人に取材しており読み応えあり。面白い。

2019/11/05

岡部敬史/おかべたかし

「納豆は藁じゃなくても作れるんだぞー!」という高野さんの叫びが延々語られていて、その延々さが相変わらず楽しいです。終わりのほう「雪納豆」というものが出てきますが、その本当の姿を誰も把握せず伝搬していた件が、なかなか興味深い。「どういうこと?」を自分の頭でしっかりわかるまで追う姿勢に大いなる共感とリスペクト

2018/05/30

トムトム

納豆文化において、日本の信州とミャンマーのシャン州は同じだ!という、一見荒唐無稽なのに話を聞くと「そうかも」と思えてしまう不思議な本。身の回りにあるものを利用して保存食や美味しいものを作る。それは時代・地域・民族が違えど人間という動物に共通のこと。人間が思いつくことは、時間・空間をへだてても同じなんだなぁとシミジミした。手前味噌ならぬ、手前納豆!どの民族も、自分とこの納豆が一番おいしいと言う。いやいや、日本の納豆が一番でしょう!笑

2020/01/18

ばんだねいっぺい

 納豆愛好犬マドが可愛く(ナズナも)、縄文時代に犬が納豆を食べていたと想像するとたのしい。アジアのそれぞれの地域にそれぞれの納豆があって「おらほの納豆が一番」みたいな矜持があるようだ。いずれにしても「アジア納豆」が食べたくなる。柳家の「納豆キムチラーメン」を食べに行かねば。

2019/02/03

タカユキ

日本及び東南アジアにおける納豆の食文化をテーマにした探訪ルポ。納豆は日本だけの物ではなく東南アジアの一部で食べられる食品であることは知っていた著者が東京で暮らすミャンマー人により色んな味や食べ方がある事を知り衝撃を受けた事から始まる物語。タイ、ミャンマー、ネパール、中国といった国々を訪れ、異なる納豆文化を取材し「アジア納豆」とは何かを明かしてくれる。また日本でも納豆作りを体験し「日本納豆」とは何かを改めて明かしてくれる。取材は予定調和ではなく「まず行ってみよう」という行動から!著者の情熱と緻密さに脱帽です

2017/06/30

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