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最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

作家
二宮敦人
出版社
新潮社
発売日
2016-09-16
ISBN
9784103502913
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巷で話題の“東京藝大本”! 実際どれほど藝大を描けているのか?【卒業生が読んでみた】

『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』(二宮敦人/新潮社)

『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』(二宮敦人/新潮社)が話題だ。書店によっては売上ランキング1位になることもあるという。著者の二宮敦人氏は、普段はホラーやエンタメ小説で活躍する作家だが、果たしてどれくらい“藝大”の中味を取材してくれているのか。十数年前とはいえ、かつて藝大で学生をしていた身としては大変気になるところである。そこで、卒業生の立場から、ちょっぴり上から目線で読んでみた。

 そもそも二宮氏の妻が現役の藝大美術学部生だそうで、家の中で木彫りの亀にフェルトを貼ったり、自分の等身大の全身像の型をとるために身体中に半紙を貼ったりする姿(授業の課題らしい)をみて、“藝大=不思議の国”への密入国(取材)を決めたという。かくして、キャンパスには管楽器、弦楽器、ピアノ、三味線ときどきサンバetc.が鳴り響き、ワンピースにハイヒールの音楽学部生とハチマキにツナギの美術学部生が入り交じる〈カオスなワンダーランド〉へと足を踏み入れた二宮氏。さあ、どうでる。

 基本的に学生へのイン…

2016/11/16

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最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常 / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

今時の大学では早々と1年生の時から、やれキャリア教育だの何だのと卒業後の就職のことばかり考えているようだが、東京藝大ではさすがに浮世とは全く違った風が吹いている。美校のデザイン科の学生を除いては、ほとんど誰も卒業後のことなんて考えていない。それよりも今を芸術に生きるのだ(もちろん例外もある)。これでこそ大学本来の姿だと思う。教授もまたすごい。油画専攻の講評で「君の絵はここにある」、「俺の絵はアメリカにある」、「『愛』だね!」―この3言で講評は終わり。これでは、まるで『東京バンドワゴン』の我南人だ。

2016/11/15

mitei

まずとてもカオスな世界が日本にあるんだと驚いた。実際に行って見てみたいな。一芸に秀でるとこういう感じになるのかと思うし、私もこんなに夢中になれるものがあればなぁと思った。

2017/03/25

鉄之助

「三浪ぐらいは当たり前」。入試倍率は東大の3倍! という東京藝大に、妻が在籍している著者が潜入して書いたルポ。卒業生の半分くらいは行方不明、とか学校に泊まり込みOKの学科があったり、あまり知られていない「東京藝大」の実態が分かって面白かった。学生も教授陣も共にユニーク。入学時に学生が言われた、学長の言葉。「何年かに一人、天才が出ればいい。他の人はその天才の礎。ここはそういう大学なんです」にぶっ飛んだ! これだけ明確に言い切られると、逆に気持ちがいい。エピソード満載で全編読みやすく、一気に読了。

2019/09/03

文庫フリーク@灯れ松明の火(イェライシャ、ドールに追われる男)

最難関と呼ばれる東大理化三類の平成27年度志願倍率は4.8倍。対して同年・藝大絵画科の志望倍率は80の枠を約1500人が奪い合う17.9倍。藝大全体でならした倍率でも7.5倍。ピアノを始めとした音楽に関わる学科や彫刻など、自己表現のフィールドは広く深い。創造・創作・自分だけの音や声、大真面目に注ぐ熱量は、外部の人から見れば変人(又は驚嘆)扱いされるに充分。実際にその道で喰える人は、ほんのひとつまみだろうに。けれどユーチューブで見る藝祭のパレードはその若さが、熱量が、眩しいくらい楽しそう。カオス、上等!!

2017/07/07

seacalf

まさに秘境、まさにカオス。藝大は想像を越えるぶっ飛んだ奇人変人レベルの天才がいっぱい。その学生達を受け入れる大学の施設や教授達も規格外の凄さだ。しかし、エキセントリックな一面をフューチャーするだけでなく、馴染みの薄い音大生達のシビアな世界や美校の知られざる専攻分野のひとつひとつを掘り下げて取材して紹介してくれているのでわかりやすくて興味深い。上野公園は美術館・博物館目当てでたまに行くから、今度は文化祭シーズンに藝大にも足を伸ばしてみようかしら。

2017/07/22

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