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血の雫

血の雫

血の雫

作家
相場英雄
出版社
新潮社
発売日
2018-10-22
ISBN
9784103507628
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血の雫 / 感想・レビュー

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starbro

相場 英雄は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。旬のSNSや原発事故風評被害をテーマにした骨太社会派ミステリ、一気読みしました。今回は、犯人を応援してしまいました。福島出身の方は、なおさらではないでしょうか?我が儘な復興大臣は殺害しても良かったと思いますが、著者はネット炎上が怖かったのでしょうか?

2018/11/07

しんたろー

今や「社会派サスペンスの旗手」相場さんの新作はSNS社会へ警鐘を鳴らす序盤から、近作で一貫して描いている東日本大震災関連の問題点へ舵を切った物語…劇場型の連続殺人というエンタメ性と熱いメッセージを掛け合わせた力作だった。事件を追う左遷された刑事・田伏と元SEの警察官・長峰の人物設定が読み易さを産み出しているのも手練れの作家さんらしい。犯人の心情をもう少し書き込んでくれれば、共感性も増して傑作になった筈なのが惜しい!それでも、一気に読ませる構成も内容も一級品で「田伏&長峰シリーズ」の続編を期待したい🎶

2019/02/12

いつでも母さん

一面の黄色の絨毯・・除染後の栄養分をひまわりで補給すると言う畑が浮かんで消えない。【ふたばしょくどう】のメッセージの場面では胸が一杯になる。犯人『ひまわり』の思いが伝わるかどうかはこの国、この国民が試されているのだと思う。いわれなき中傷誹謗、風評被害、ネットの罪は深いし、都合のいいところだけ撮むマスコミに踊らされるのはいつも弱き者だ。血の雫が滝になる前に助けられた大臣を良かったと思えないのは私だけではないはず。国民総監視時代が来るようで怖い。何が真実か間違ってはいけない。お薦めです。

2018/11/16

まるけん

やぁ、時間がかかりました。毎年、この時期は勤務スケジュールと忘年会の絡みで…。時間がかかると、大抵吸引力が下がりますが、コレは大丈夫でした。現代の、リアルな社会のもう一つの世界でもあるSNSの世界。情報発信のツールとして利便性が高い一方で、ブレーキの効かない虚飾と虚構、拡散の恐怖をも伴うSNS。このある意味、無責任なストレス発散のステージであの震災の後遺症を絡めた復讐劇が始まる…。面白かったです。次は好物な薬丸作品、『アノニマス・コール』へ。

2018/12/22

タイ子

今の時代を象徴する本。SNS,インスタ、裏アカウント、ネット新聞。被害者が利用する、犯人が利用する連続殺人事件が発生。何の関連性も見えないまま、犯人は警察を嘲笑うかのように翻弄していく。過去の事件で苦しむベテラン刑事と捜査一課では新人のサイバー犯罪対策課の刑事。刑事たちの人間ドラマを描きながら謎のままストーリーは展開。そして、犯人の動機が見えた時、心が重苦しく、腹立たしく、切なく、涙さえ流れる。原発問題の未だに解決の目途さえ立たない事実と深淵をミステリー小説という形で覗くことが出来た今作に感謝したいと思う

2018/11/22

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