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偏愛読書トライアングル

偏愛読書トライアングル

偏愛読書トライアングル

作家
瀧井朝世
出版社
新潮社
発売日
2017-10-20
ISBN
9784103512219
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ジャンル

「偏愛読書トライアングル」のおすすめレビュー

あなたの読書生活を豊かにしてくれること間違いなし!“本のプロ”による偏愛ブックレビュー

『偏愛読書トライアングル』(瀧井朝世/新潮社)

 次に読む本を選ぶ時間は、本を読んでいる時間と同じくらいに楽しい。本の選び方は、実に十人十色だと思う。趣味嗜好の合う知人が薦める本を主に読む人もいれば、書店で表紙が目に留まった本を「ジャケ買い」する人もいるという。また、当サイト「ダ・ヴィンチニュース」のブックレビューを読んで注目の新刊をチェックして下さっている方もいる。自分が書いた記事を読んでくれた知人が、「あの本、面白そうだったから買ってみたよ」なんて言ってくれるときは、本当にうれしい。

■“本のプロ”の偏愛ブックガイド

 本探しの参考として、また、読書の幅を広げるために、本を紹介する達人の意見を聞いてみるのも有効な手だ。さらにそのプロが万人受けを求めず、自身の「偏愛」に基づいて全力で一冊の本を紹介してくれる瞬間は、実に濃厚で楽しく、勉強になる。

 書評家の瀧井朝世さんをご存じだろうか。瀧井さんは文春オンライン、『週刊新潮』『an・an』『CREA』などで作家インタビュー、書評、対談企画などを担当している。2009年~2013年にTBS系『王様の…

2017/11/18

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偏愛読書トライアングル / 感想・レビュー

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アマニョッキ

書評家瀧井朝世さんの偏愛本を集めたレビュー集。まえがきに「この本は決してオススメ本を挙げたブックガイドではありません」と書いてあるのを見て、こないだ光浦靖子がアメトーークで「好きな本を紹介してるだけで、オススメしてるわけではない」と言っていたのを思いだしたり(絶対「グローバライズ」のこと言ってると思いましてん)。瀧井さん独特な目線が面白くて、とにかく読みたい本が増える増える!帯のとおり、当分本選びには困りませんね。瀧井さんの愛猫をデッサンしたという表紙も可愛いお気に入りの一冊です。

2017/11/24

Y

素敵な書評集を読むと読みたい本が増える増える増える。まさしく本書を読んで読みたい本が増えたわけだが、他の書評本と違うのは、普段だったら「面白いんだろうが、この内容でこの重厚感はちょっと…」と敬遠してしまう本を、内容にかかわらず筆者の熱量があまりに高くて、引き込まれて読みたいと思ってしまった。こんな風に真っすぐに自分の好きを胸を張って言えるような人になりたいとも思った。好きなものに向き合うときにかっこつけたりしないでいたい。そして愛猫のエピソードに思わず泣いた。表紙がなぜ猫の絵なのかわかったときに感動した。

2018/01/22

MINA

Webで『作家の読書道』をよく携帯やPCで見てて、インタビュアーの方がすごく本や作家に対して優しい眼差しをしるのが感じられて(インタビューものでインタビュアーに興味を持つことは初めて)、そしたらそのインタビュアーさんのレビュー集が本になってた!!!関東にいた頃はよく観てた『王様のブランチ』のブックコナーのレビュー(現在はブレイン)と略歴で見て俄然読みたくなり、図書館に無いのに取り寄せた。読破後、これは疲れた!というのも、一つ一つの書評が上手過ぎてどれも読みたくなりメモし疲れ(笑)読みたい本が多すぎる…!

2018/03/10

カレー好き

何となく新刊コーナーで借りた著者のおすすめ本レビュー。今年ハマった村田沙耶香さんや米澤穂信さんの本が多く取り上げられていて楽しい。この方の視点の推薦書がズラリと並んで、来年のチェックリストがまた増えた。それもまた嬉しい。☆3つ

2017/12/27

タカギ

『王様のブランチ』で本を紹介していた著者。とてもオーソドックスに、万人受けするものを選んでいる印象だった。本書でも基本それは変わらないけれど、幾分か「偏愛」の部分も見られる。西崎憲氏、村田沙耶香氏がそんな感じ。まえがきで著者は「書評本には絶対索引が必要」だと言っていて、私もこれには同感ですが、書影もほしい! 何度でも言う。脚注の空いた部分に入れてほしかった…。また読みたい本が増えました。ほくほく。

2018/04/06

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