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本の本: 夢眠書店、はじめます

本の本: 夢眠書店、はじめます

本の本: 夢眠書店、はじめます

作家
夢眠ねむ
出版社
新潮社
発売日
2017-11-30
ISBN
9784103513810
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「本の本: 夢眠書店、はじめます」のおすすめレビュー

夢眠ねむが「本の世界」を探検する。~この一冊があなたの手に届くまで~

『本の本―夢眠書店、はじめます―』(夢眠ねむ/新潮社)

 唐突ですが、皆様は「本」が好きですか? 小説が好き、雑誌が好き、学術書が好き、ではなくて、「本」です。上のタイトルに引っ張られてこの記事を読んでくださっている方の多くは、本が好きな方か、夢眠ねむさんのファンの方か、もしくはその両方の方なのではないでしょうか。でんぱ組.incのねむきゅんこと夢眠ねむさんは、言わずと知れた“本大好きアイドル”です。その愛は、いつか「夢眠書店」を開店させたいと語るほど。そんな“本好きアイドル”が本にまつわる様々な世界を探検する対談本『本の本―夢眠書店、はじめます―』(夢眠ねむ/新潮社)を本日はご紹介したいと思います。

■出版業界のプロフェッショナルを夢眠ねむが取材

 夢眠さんが訪問するのは、大型書店の店長、POP王、本の流通センター、小説の編集者、校閲ガールなどなど、全15の本を支える職業のプロたち。目次のページに並ぶ各章のタイトルを眺めているだけで、本にまつわる職業の幅広さが再認識できます。私が今いる8畳の部屋には何百という本が、一部は棚に整然と並べられ、また一部…

2018/1/7

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本の本: 夢眠書店、はじめます / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

夢眠ねむさんが夢であった書店を始めるにあたって本関連の方々に直にインタビューした記録です。その後、ねむさんは下北沢に完全予約制の書店をオープンされています。書店だけではなく出版社、取次、装幀家、校閲者などまで本への愛が止まらない企画本となっています。装幀ではクラフト・エヴィング商會に会うなどうらやましい限りです。本が読まれる(広まる)きっかけとして読書メーターも出てきます。

2022/09/06

阿部義彦

夢眠ねむさんの事は全然知りませんでした、元アイドルで多摩美ですか、何よりも背が高いですね。でも本屋でバイトもして、ガチで本好きなのは伝わりましたよ!そんな彼女が書店開業を目指してWEBで連載した書店修行。本好きを唸らせる人選、荻窪『title』の辻山店長と対談して、弟子になり、次回はブックコーディネーター、ヌマブックスの内沼さんに会いにいくかと思えば、クラフト・エヴィング商会、取次の日販、校閲部、最後は実際に本まで作ります。流石新潮社!良い企画です。現在は下北沢で予約制で夢眠書店は営業中みたいです。良書!

2022/12/11

信兵衛

若い本好きの人と一緒に本の販売、本の制作に関わっている現場を巡り、当事者の方たちと会話を交わす本書は、本好きにとってはとても楽しい限り。

2018/02/04

そうたそ

★★★★☆ 本に携わる様々な立場の人々のもとへ、夢眠書店開業を目指すべく、でんぱ組inc.の夢眠ねむがインタビューしに向かう一冊。当初は不慣れなせいか、内容の薄さが感じられるものの、どんどん慣れと興味関心とが相俟って、踏み込んだインタビューがされるようになり、本好きとしても非常に満足のいく内容となっていったように思う。本が好き、といってもどうしても陽の当たりやすい書店だとか編集部だとかにしか目がいきにくいが、様々な人の働きがあって一冊の本ができているんだなあと改めて実感。続編も期待できます。

2018/04/08

いちろく

本とは何か?について、著者が各分野の専門家に話を伺ったり現場で体験しながら答えを見つけていくカタチの対談集。著者の名は本関係の雑誌か何かで見かけた事がある程度の予備知識。だからこそ、アイドルの人???という変な色眼鏡で見ずに普通の対談集として読めた点は良かった。本とは何か?について今一度復習したり新しい知識を得るに良い本でした。個人的に驚いたのは、再販制度において電子書籍は「情報」と定義されている事。書籍ではなく情報として扱われている点はショックでした。確かに、紙の本の様に触れる「モノ」ではないけれどね。

2018/06/21

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