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共感障害 :「話が通じない」の正体

共感障害 :「話が通じない」の正体

共感障害 :「話が通じない」の正体

作家
黒川伊保子
出版社
新潮社
発売日
2019-04-25
ISBN
9784103525516
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ジャンル

共感障害 :「話が通じない」の正体 / 感想・レビュー

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けんとまん1007

なるほど、確かに・・・と思う視点がある。どこまで学問的に確立しているのかは別として、考え方はわかる。人は、いろいろな思考・発想・感受性があり、一人の中にもいくつもの面がある。その時の状況、環境、タイミングでいろいろは現れ方がする。ここに書かれているように思うことで、こころの余裕、受けとりかたも変わりうる。

2020/01/03

とろこ

読みやすいのだが、引っ掛かりを覚える。著者は医学者でも脳科学者でもないのに、脳機能や発達障害について、独断と思い込みで語っている部分が非常に多い。ゆえに、<何を根拠にこのようなことをいうのか?>と感じる部分と、<思い当たる節がある>と思う部分に二極化された。著者が主張する説に何の裏付けもない為、真偽のほどは分からない。が、「共感障害」(この言葉も著者の造語である)の背景には認知フレームの枠組みの違いがあるらしい。私が求めていた内容ではなかったが、一つの問題提起にはなるだろう。

2020/04/23

R

非常によい本だったと、個人的に満足な答えを得た。他人とわかりあうためには、共通の認識フレームが必要だという指摘があり、男女の差や、他人との意思疎通に齟齬があるところは、すべてこの概念で説明できると感じたのでした。家族というユニットにおいて、共感は育まれるのだけども、それが大きな社会を作り、国民のアウトラインを作っているかのようなところもあり、非常に面白く読めた。最近、空気が読めないという、認識フレームが異なる人間が増えているというのは、非常に面白い指摘だと感じた。

2019/07/29

香菜子(かなこ・Kanako)

共感障害 :「話が通じない」の正体。黒川伊保子先生の著書。常識的なことを常識的にできない人、共感力がない人や挨拶が出来ない人はどこにでもいるけれど、それが共感障害、共感障害者であると認識している人は少ないと思う。非常識、非常識人と批判するのではなくて、お互いの違いを理解し合う姿勢が大切。

2019/05/23

チャッピー

自閉症は英語でautism。対義語はtypical。つまり典型的でない独自性 のある人。自閉症と訳されたことで自分の殻に閉じこもって人と関われない人というイメージが強いが、「個性派」「変人」と言われる人も含むもっと広い括りで考える必要がある。そう考えると確かにわかりやすいなと思った。

2020/09/25

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