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世の中と足並みがそろわない

世の中と足並みがそろわない

世の中と足並みがそろわない

作家
ふかわりょう
出版社
新潮社
発売日
2020-11-17
ISBN
9784103537915
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ジャンル

「世の中と足並みがそろわない」のおすすめレビュー

女性のスマホ画面が割れているのはなぜ? ふかわりょうが感じる世の中の違和感

『世の中と足並みがそろわない』(ふかわりょう/新潮社)

 ふと、世の中との“ズレ”を感じることがある。他人は当たり前にやっているのに、自分はなんだか気が乗らない。SNSでよく見る流行りの言葉に違和感を覚える…などなど。こうした“ズレ”は、案外深掘りしていくとおもしろい。たとえささいなことでも、根本に人間らしい性質が垣間見えるからだ。

 その意味で、ふかわりょうさんの最新エッセイ『世の中と足並みがそろわない』(新潮社)はおもしろかった。とにかく、ふかわさんの“ズレ”た視点から見る世の中が新鮮なのだ。人生を変えるような大げさなものではないが、日常の見え方が変わるささやかな発見が詰まっている。筆者お気に入りの2編を紹介したい。

「○○放題」な世の中への違和感(「放題地獄」)  映画や音楽に始まり、ついには自動車まで。最近の日本は、定額で「○○放題」なサービスであふれている。写真もそうで、いくらでも保存できるから実質撮り放題。ふかわさんが学生のころ、フィルムは24枚撮りや36枚撮りだった。遠足などのイベントでは、1回1回を大事に撮っていたという(筆者が学生のこ…

2020/12/19

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世の中と足並みがそろわない / 感想・レビュー

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ポップノア@背番号17

約20年前、深夜のラジオ番組を聴いていた「Fマニア(リスナーの愛称)」としては気になっていた本書。お笑いの瞬発力は無いけど洞察力に優れ、音楽的素養もあるふかわさんは「芸人」というカテゴリーでは括れない稀有な存在です。エベレストがいつの間にかチョモランマと呼ばれていたという違和感あるあるから、アイスランドを訪れて体感した環境問題まで、幅広いテーマで一気に読ませます。父親を車に乗せる時は、好みの音楽を用意する優しさも素敵。よく街で絡まれると言うふかわさんですが、私は「Fマニアです!」と声を掛けたいですね(笑)

2021/11/14

キク

違う題名をつけたかったけど、自ら提案したキャッチコピー「世の中と足並が揃わない」を編集部が気に入って押し切られたらしい。出版社とも足並が揃わないのがふかわらしい。劇団ひとりやバカリズムと並ぶ才能を持った芸人だと思っているので、もっとバラエティーで観たい。でも出川本人に「お前が出川2世だ」と言われて嬉しいと思いつつも、体がそれを拒否して涙を流した時から別の道を歩き出し、DJやキャスターとしての活動に力を入れている。本当はオードリーの若林が今いる位置に、ふかわがいても全然おかしくはなかったんだと思う。

2021/10/09

おいしゃん

期待を遥かに上回るエッセイだった。思慮深さと博識ぶりが良いアクセントとなり、ただの芸能人エッセイとは一線を画している。 冒頭の、地名を略すことが「自分はそう略す資格がない」と思ってしまうとことかも、すごく共感できる。

2021/07/06

Tenouji

どこか気になる芸人ふかわ氏。そのエッセイということで、タイトル買いしてしまった。読み進めるにしたがって、時代の主流ではないかもしれないけど、自分の感性に従って、それなりに器用にやられている印象を受け、どちらかというと「参考にさせていただきます」と言った感じ。DJ歴20年は驚きましたし、ちょうど、ぺソアのような作家は日本にはいないのかな、と、たまたま考えていたタイミングで、ポルトガル旅行の話しを読んだときは、鳥肌が立ちましたw。よかったです。

2020/12/20

荒草ミエル

白いターバンの頃からずっと「大」が付くほど好きな彼は、やはり思ってた通りの厄介でめんどくさい人柄。自分と似た厄介さに乾いた笑いしかない。好きだからこそ読みたくなかったエッセイに遂に手を出してしまった。感想は、…やっぱりね、と言ったところ。細すぎるこだわりも、慇懃無礼で鼻につく嫌な言い回しも、ひねくれ過ぎて一回転したのか逆にピュアなんじゃないか?と思わせるような無邪気思考も、自分に近いからこそ憎らしく愛らしい。なんか自分の枕の匂いを嗅がされたような気分。臭いけど嫌じゃない、もう一度嗅ごうかな?みたいな。

2021/04/09

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