読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

夜景座生まれ

夜景座生まれ

夜景座生まれ

作家
最果タヒ
出版社
新潮社
発売日
2020-11-26
ISBN
9784103538110
amazonで購入する Kindle版を購入する

夜景座生まれ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

旅するランナー

「ぼくは、心がなくて、きみにはあるから、きみはぼくにそれをちょうだい。人類はそうやって、愛を発明しました」最初の詩「流れ星」から引き込まれます。果てしない魂の残響が僕の心に届きます。後半「死」という言葉が増えてきて、大丈夫か?と気になりますが、詩を書くことで自分を更新しているそうなので問題なしでしょう。星座のように、つながっていく言葉の広がりをとことん楽しめます。

2021/02/17

コンチャン

詩集というものを読むたびに思うことだけれど、言葉選びのセンスとか全体的な意味のぼんやりした感じとか、決して難しい言葉をつかっているわけではないのに、「絶対に自分では構成できない」と思わせてしまう何かがあって、この本からも例外なくその何かを感じることになってしまった。夜寝る前に少しずつ読んで読了。

2021/01/23

aloha0307

冒頭 星が見えない大都会 高層ビルの狭間 夜景なんて誰も見ていない...「本当にぼくは孤独だ」の”本当に”はだれに対して証明するのか❓ タヒさんの叙事詩は感覚で捉えなくてはね。解釈 しようとすると味わえなくなってしまう... タヒ という名前 うえに一本横棒つけると 死 という字になるね(何故か気がつきました) Or タヒはタヒチが由来かな❓

2021/02/28

mer

今作も相変わらず詩の意味を、言葉の意味を理解できないことが嬉しかった。だってこれから何度も読み返すチャンスを与えられているということだから。何度目でこの詩を理解できるのだろう、と考えることも好きだけど、何度読んでもこの詩は理解できなかったと落ち込んでみるのも悪くないな、と思う。1冊の全てを理解するよりも、1冊の中の1つと心が合致するほうに私は魅力を感じる。仮に合致しなくてもそれが自分とは合わなかった、と早合点はしたくはない。理解できなければできないものほど興味を湧かせたいし、ずっと純粋でいたいと思う。

2020/11/28

きき

一つ一つの詩を読みながら、自分がここまで生きてきた時の流れに想いを馳せる。そこには私の知らないところで私が関わっていたり、私の行動が知らない誰かの何かに影響を与えていたり…生きているって不思議だなと感じる。著者もあとがきで語っていたけれど、そもそも「自分が生まれる」という人生の重要な起点を自分自身が一番知らないというのは、面白いし美しい。紡がれる言葉はさらさらと流れていくけれど、残像はしっかりと残って、これまた不思議な心地になった。流れ星・北極星の詩・氷の詩・天文台がお気に入り。

2021/04/29

感想・レビューをもっと見る