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吉本隆明五つの対話

吉本隆明五つの対話

吉本隆明五つの対話

作家
吉本隆明
小川国夫
河合隼雄
養老孟司
高橋源一郎
辻井喬
出版社
新潮社
発売日
1990-10-01
ISBN
9784103779018
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吉本隆明五つの対話 / 感想・レビュー

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Mishima

養老孟司、小川国夫、高橋源一郎、河合隼雄、辻井喬との、深度のある専門的な対談集。吉本隆明氏が前のめりで対話しているのが眼に浮かぶよう。養老孟司氏との対話においては、まるで氏がホストかのよう。というのは、吉本氏の話を読者向けに分かりやすく説きなおしているところが散見されるのだ。高橋源一郎との対談「なぜ太宰治は死なないか」が一席。太宰がなぜいまも読み続けられるかがテーマ。曰く、太宰が現代文学の中で、最初に知識という宗教を破った人であるとし、彼の文章は共同体への語りかけではなく、一人ひとりへの語りかけだとする。

2017/12/28

Hiroshi Matsui

一番面白かったのは『なぜ太宰治は死なないか』。太宰治が「なぜ」、「どのように」特別なのか?が論じられていて面白かった。その中で現在の太宰は誰か?と言う事を吉本氏が述べていて、対談相手の高橋氏と椎名誠氏の二名を挙げていた。※ 念のため、20年前の話。意外と面白かったのは『新共同訳「聖書」を読む』かなー。

2009/04/06

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