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新リア王 上

新リア王 上

新リア王 上

作家
高村薫
出版社
新潮社
発売日
2005-10-26
ISBN
9784103784043
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新リア王 上 / 感想・レビュー

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KAZOO

この作品は「晴子情歌」に続くもので、その前作で最高学府を出た主人公は大学に残らずに漁船に乗りこんでいましたが、故郷に戻り僧侶となります。ここでは本当の父親である青森県出身の政治家と僧侶となった人物との対話が行われます。対話といっても独白の様なものが延々と続きます。とくに政治家の方は青森県の人物は仮名となっていますが、80年代後半の田中派に属し、国会や事務所でのやり取りでは大平派や福田派の人物が出てきたりします。また僧侶の方は、永平寺での修行などが事細かに記されなぜここのお寺に来たかが語られます。

2023/01/24

ダイ@2019.11.2~一時休止

福澤彰之その2。前作にあった旧字が無い分読みやすくなった。下巻に続く。

2016/01/16

あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

高村先生、難解すぎます。自分の理解レベルを遥かに越えた内容の書物を読むことがこんなにも辛いのかということを、思い知らされた気がします。好きな作家だけに、ここまできたら残り半分、苦行に耐えてみようと思います。

2018/03/03

レアル

「春子情歌」が母子で手紙のやり取りなら、こちらは父子の語りなのね。それにしても福澤家とは何と複雑でややこしいのか!本冒頭部分にある家系図を眺めながら読んだ。政治家の父と仏の道に入った息子。この政治と仏教の話も興味深いが、一族の登場人物の人間描写も上手い。父子の語りが延々と続いた上巻。三部作の二作目。下巻の行方も「春子情歌」と同じなのか、それとも違うのか!等いろんな事を考えながら下巻へ。。

2015/05/29

i-miya

2010.08.23 (装画) レンブラント/『金の鎖をつけた老人』(1632) (装幀) 多田和博。(謝辞) 中村一彦―青森の選挙資料。木村修一郎-むつ小川原開発、地元の目。相馬芳勝-80年代の自民党。松岡弘城-政治哲学全般への示唆。二宮章-80年代不動産投機。藤田庄一-仏教界当世事情。矢口隆博-僧侶と仏教寺院の今。三橋半蔵・イツ夫妻-筒木坂普門庵(現・新昭寺)管理者。三村申吾-永田町・青森県政総合案内。

2011/01/10

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