新リア王 下
新リア王 下 / 感想・レビュー
KAZOO
この下巻も読むのに時間がかなりかかりました。この下巻も政治家の父親の独白が多いいのですが私には当時の政治状況がよくわかりました。当時の青森の原発関連の状況などがこのような本でないとわかりません。政治家である父親は中央では通産大臣や農林大臣を経験したりするのですが、最後は息子や金庫番の自死があったりで本当に題名のような感じになります。父親と息子の対話という感じでしたが下巻は父親の方が中心となっています。今後は息子の息子がどのようなことになるのかを「太陽を曳く馬」で読んでいきます。
2023/03/05
ダイ@2019.11.2~一時休止
息子(僧侶)と父親(政治家)がそれぞれの過去を話し合う。政治の話がメインかな?。
2016/01/18
あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...
『晴子情歌』に続く三部作の二作目。『晴子情歌』を読んだのはもう9年前になりますが、読んだというだけで難解すぎて正直お手上げ。満を持して本作を手に取ってみたものの、読書のスキルなんてそうそう高まるものでもないようで、やはり読み終えたというだけで、入り込めたなんてとても言えない。作者の一歩間違えば変質的とも言えるようなずば抜けて非凡なる才能と強烈な個性を完全に解放してしまっ作品なのかもしれない。ちょっと抑えた初期の頃の作品の方が、自分のような大衆読者には受け入れ易く夢中になったものだが。→
2018/03/11
レアル
青森県を舞台に繰り広げられる政治小説。しかし見方を変えれば、高度成長により変貌して転換期に至った80年代までの日本の社会を中央と地方の関係を軸に克明に描き出しており、あわせて読めば一つの現代史小説とも読めるのではないか。そしてお馴染みの合田刑事も登場。三部作目に登場の予感?重厚感&読み応えのある作品で、読了の充実感が一入の作品。でも「春子情歌」の方が好きだったかな。。三部作ラストの「太陽を~♪」も物語を覚えている内に読まねば…。
2015/05/30
GaGa
今一度読み返してみた。儚さと言うものがようやく感じられたのは収穫か。ただ、この小説に込められた作者の思いはなんなのだろう。それはいまだにわからない。また、思い出した時に読んで見ようと思います。
2013/02/12
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- 光村図書出版
- 発売日
- 2022-08-05
- ISBN
- 9784813804147