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ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ

ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ

ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ

作家
江國香織
松浦理英子
角田光代
金原ひとみ
桐野夏生
小池昌代
島田雅彦
日和 聡子
町田康
出版社
新潮社
発売日
2008-10-31
ISBN
9784103808510
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ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ / 感想・レビュー

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ペグ

町田康さん以外、初めての作家さんたち。それぞれの個性が読めて楽しい読書体験。角田光代さんの、何気ない主人公の仕草の中に潜む心の機微が妖しく魅力的だった。こういう企画は読書の世界が広がり嬉しい。それにしても、やはり町田さんの、こういう表現〜(ただただ不気味で味気ない、ざらざらの夜である。)など笑いながらぞくっとする文章が後を引く。

2019/05/18

ひめありす@灯れ松明の火

お気に入りは女三の宮の視点で描かれる「柏木」原点では今一つ掴めない女三の宮の思惑を、少し感じる。「夕顔」「浮舟」「須磨」はしっとりした訳で割と読み易かったです。「葵」はまあ金原さんかなという感じ。『マザーズ』に至る経緯が読めました。「末摘花」はフィーリングで、が口癖の業界人(どこの??)みたい。勝手に幻想して勝手に幻滅してりゃ世話ない。「若紫」は何故か東南アジアの歓楽街を思い起こしました。「帚木」ちょっと読みづらかったです。でも敢えてこれを選んだ胆力に感服。「蛍」そりゃ戸惑うよねえ、と玉鬘に同情してしまう

2013/02/12

ミナコ@灯れ松明の火

町田康の「末摘花」がダントツに良かったなあという印象。町田さんがどうやって源氏物語を料理するのか?と興味深々だったけれど、読み終わってみると元ネタが源氏物語だったことすら忘れるほどに「町田康」だった。言葉の選び方ひとつひとつに魅せられて、文字で読むことの喜びを再発見。

2011/08/18

assam2005

9人の作家さんによる源氏物語のアレンジ・バージョン。本編の登場人物の心情を吐露させるものや、登場人物が現代に存在したものや、時代は原作そのままに会話や考え方を現代風にしたもの等、いろんなバージョンが読めました。大半がお初の作家さんだったせいか、何となく取っつきにくいものもありましたが、風変わりで目新しく感じました。「普通。死ぬっしょ」とか「セッションしましょうよ」って、なんて軽い!…セッションって。これが「末摘花」だから許される気も。

2016/10/28

星落秋風五丈原

現代の人気作家が織りなす、もうひとつの源氏物語。

2009/01/05

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