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メメント・モリ

メメント・モリ

メメント・モリ

作家
原田宗典
出版社
新潮社
発売日
2015-11-20
ISBN
9784103811060
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メメント・モリ / 感想・レビュー

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美登利

途中まで、エッセイなのだろうと思って読んでいました。ずっと宗典さんのファンであった私に、あの逮捕は衝撃的で悲しみしかなかった、なんて馬鹿野郎だ!と思っていました。数々の作品を生み出す中で、締め切りにおわれ鬱病も発症していた事も不倫で揉めた事も、もちろん知っていましたが、これを自伝的小説と思って読むと昔からの事なのかと失望感が沸くのは仕方ないかしら。クスリの力を借りて書いたものではないと信じたいです。すでに過去のものとしての、復活を祈りたいです。それを待ち望んでいた多くのファンのうちの1人として。

2016/01/10

ほかほか

原田氏のエッセイを読み漁っていたのは20年近くも前になるんだ。飾らない軽いタッチで大好きだったけど、久しぶりに出す本は小説とはいえない自叙伝かと思えば文章もままならない、もうこれで終わりかと思わせるものだった。薬物、逮捕、鬱、自殺未遂など彼の人生をいつの日か昔のようなエッセイで笑い飛ばしてくれるかとずっと待っていたんだけどな。色々な事がありすぎて笑い飛ばすにはまだ時間がかかりそう。せっかくネットで取り寄せたので、若い頃夢中で読んだ証に本棚に納めておこう。

2016/05/22

ずいぶん長く新刊が出ず、体調が悪いのだなと思っていたところに、原田宗典逮捕のニュース。ショックだった。長いブランクを経ての新刊は、小説とあるが半ば自伝かもしれない。大麻や覚醒剤のせいで現実がゆっくりと歪む様子を見せられて、気持ちが酔いそうな部分もある。ただ、おわりの部分が明るくてよかった。立ち直って、また少しずつでも書いてほしい。巻末に白いページが続いたあと「装丁・原研哉」とある。原田さんの長い友達の名前がそこにあることに、ぐっと胸が詰まった。

2016/04/26

ようた

中学生だったころ宗典さんのエッセイをたくさん読みました。僕に本を読む楽しみを教えてくれた作家さんの一人でした。マハさんの本を手に取ったのも宗典さんの妹だから。いつのまにか宗典さんの新作を手にできなくなったなと思っていた頃に、あの大麻での逮捕。ショックでした。もう読めないのかもと思ってたところ、今回の新作!こんなつまびらかに描写してフラッシュバックしないのかと心配しつつ、今後のご活躍を願います。何はともあれ僕はまた宗典さんの作品が読めて、本当に嬉しいです。

2016/04/07

霜月

10代の頃よく読んだ原田さん。面白くてちょっと毒があって切なくて大好きだった。でも繊細でふとした拍子の危うさがあんなことがあってもおかしくないかもと思わせられて、私は落胆すると共に妙に納得したのだった。10年ぶりの新刊は自叙伝を思わせる小説で時系列がバラバラに継ぎ合わせてあったもののさすがの筆力で読ませる。いつの間にかのめり込んでしまった。行きつ戻りつしながら死から生へ。ここからまた始まる予感に喜びが込み上げる。モリをメメントするのも大事だけどちゃんと戻ってきてねとつぶやいた。

2016/06/26

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