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猫に時間の流れる

猫に時間の流れる

猫に時間の流れる

作家
保坂和志
出版社
新潮社
発売日
1994-07-01
ISBN
9784103982012
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猫に時間の流れる / 感想・レビュー

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雁ヶ音

人にそれぞれ生き方があるように猫にもそれぞれ生き方があるが、その多くはこちら側が勝手に推測しているにすぎない。野良猫に餌をやることや去勢についてもしかり。餌をもらうことで生き延びる野良猫がいたり、本能として種の存続があるのも確か。物事を頭ごなしに禁止されたり推奨されたり、猫との関わりが難しい世の中になったものです。

2014/11/30

ゑこびす

なんか琴線に触れるというか、たまらんなあ。

2012/11/05

はなはな

猫モノは、甘すぎ・ゆるすぎな作品が多い中、猫(特に野良)の暮らしを現実的に描かれている。猫を飼っている2人と、飼ってないけど猫に関わる1人。飼い猫・野良猫に対しての考えは三人三様それぞれ違うのだが、きっと猫を飼っている人なら、彼らの思いの深さに共感するはず。

2019/12/18

テツヲガルーダ

特に大きな事件は起きることなく、隣人と隣人の飼っている猫、そして野良猫のシロクロとの日常が淡々と語られる。それがなんだかすごく心地よくてやっぱり自分も猫を飼いたくなってくる。

2019/08/29

mym

人間も猫も等しく時間の中を生きている、深い洞察と愛で掬い取った文章。"何も起こらない"を書けることはすごいことだと思う。あとがきが良かった。「ぼくが猫の出てくる話ばかり書くのを知っている人は『また猫か』と思うかもしれないが、それは猫を見くびりすぎというもので、恋愛の話や人が生きたり死んだりする話と同じだけ猫の話があってもかまわないんじゃないだろうか?」

2019/06/01

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