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ハレルヤ

ハレルヤ

ハレルヤ

作家
保坂和志
出版社
新潮社
発売日
2018-07-31
ISBN
9784103982081
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ハレルヤ / 感想・レビュー

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pohcho

四編の短編集。猫の花ちゃんを描いた表題作と最後の話が素晴らしかった。もともと片目しかなかった花ちゃんは、十六歳七ヶ月で目が見えなくなって、十七歳一ヶ月でリンパ腫がわかり、医師から十日から二週間の命と宣告され、その後奇跡のような出来事が起こり、十八歳八ヶ月まで生き続ける。 保坂さんの愛と花ちゃんの命の輝きが溢れ出てくるような文章で、とても心を揺さぶらた。

2018/10/20

踊る猫

私は猫を飼ったことがない。だからなのだろうか、保坂の死生観をどうしても理解出来ない。死んだあとでも世界はある。だから死は終わりではない――ここに飛躍があるように思うのだ。それが私の読者としての限界なのだろう。世界はいよいよ深まりを感じさせ、しかしポップ・カルチャーにも目配りを効かせてこちらを読ませるキャッチーなものに仕上げていると思う。ただ、やはり保坂は長編向きの作家なのかもしれない。このダラダラした(褒めてます)喋りと理屈で千枚くらい書き連ねられた、プルーストなみの巨編を読んでみたい。そう考えさせられた

2019/07/17

信兵衛

花ちゃんと夫婦、飼い主とペットという関係ではなく、対等な関係。 お互いに信頼し合える愛情がそこにる、という気がするなぁ。

2018/09/05

パピコ

芥川賞とか谷崎潤一郎賞・川端康成賞を取ってる方だと読んでから知った。片目の猫 花ちゃんの出会いと死。そこからの湧き出た記憶や感情を、書き留めた・書き殴ったという本だ。「言葉を使うから愚図になるにゃりよ」と花ちゃん。「心に感じたままを言葉にするのは難しい。人は心に過る感触に言葉を与えようとして、感触をだいぶ薄めたり・・」本当にそうだなと思った。それでも今ある感情を一生懸命言葉で表そうとしている。うん、なんか伝わって来るわよ。

2018/08/27

Fondsaule

★★★★☆ 「ハレルヤ」「十三夜のコインランドリー」「こことよそ」「生きる歓び」エッセイの様な小説4編の短編集。 『人は心に過る感触に言葉を与えようとして、感触をだいぶ薄めたり、場合によってはそれの逆になる言葉を手にする。 この言葉は、過去は現在に先立つ、結果には原因があるという窮屈な考えにがんじがらめだ、というかまさに原因が言葉にあるのかもしれないが言葉はそんなに堅いものではない。』 基本、猫のことなんだけど、こんな話になって行く。

2019/07/29

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